おまけ:グリスを多く塗りすぎることで起こる不具合
グリスは少なすぎてもダメですが、実は多すぎてもダメなのです。たとえばシリンダーやノズルのグリスが多すぎると、チャンバーやバレルに漏れ出て、初速や集弾性を著しく低下させてしまいます。またギアやスライド部分のグリスが多すぎると、グリス自体が抵抗となって潤滑を阻害し、連射速度が低下してしまいます。
動きが鈍くなるということは、ギアやモーター・スプリングに負担が掛かり銃の寿命を短くします。またバッテリーにも負担は掛かり、発射可能な弾数が減り、バッテリー自体の寿命も短くなります。さらに飛び散ったグリスが混ざると品質が低下し、気密の確保や潤滑性能が悪くなることにもなります。
グリスは多めに塗ることもあれば、薄く延ばして塗ることもあり、使い分けることも重要なのです。 |