1.素材選び
電動ガンの初速アップとして、もっとも手軽で安価、それでいて確実な方法がスプリングのかさ上げです。必要な知識は銃の分解方法、道具は分解道具とかさ上げ用のゲタだけです。
かさ上げ用ゲタの素材は何でもいいのですが、電拳では水道栓用のゴムパッキンを使用しています。どうしてかというと、まずホームセンターで簡単に手に入り、しかも値段が安く、さらにサイズが豊富で余分な加工なしでそのままゲタとして利用できるからです。
もちろん耐油性・耐衝撃性・耐摩耗性と、ゲタとしての要件を満たしていることも理由です。 |
2.取り付け
それでは取り付けですが、用意したのは三栄水栓の12×8mmと11×7mmの平型パッキン2種類。パッキンにはピストンリングのような丸型もありますが、ここでは平型を使います。
取り付けは上写真のように、スプリングの両端に来る場所へ装着します。ちなみにピストンヘッド・金具を外しているのは、内部が良く見えるようにするためです。実際の取り付けでは、ピストンヘッドを外す必要はまったくありません。
またパッキンを2種類用意しましたが、外形12mmの大きな方をピストン内部に、11mmの小さな方をスプリングガイド側に入れます。 |
3.パッキンを2種類用意する訳
どうしてパッキンを2種類用意するのかというと、パッキンが小さいと上写真のようにスプリング内に入ってしまい、逆に大きなパッキンだとスプリングの外側にはみ出してしまいます。
そこではみ出す大きなパッキン(12mm)はピストン内に、中に入り込む小さなパッキン(11mm)はスプリングガイド内に入れることで、はみ出したり入り込まないよう調節している訳です。
ちなみにG18Cでは、ゴムパッキン2つ(4mmのかさ上げ)で1.4m/s、パッキン4つ(8mmのかさ上げ)で2.9m/sの初速アップとなりました。
ただし4つ入れるとすぐにスプリングがヘタるので、お勧めは出来ません。 |