67.モーターブレーキ
コンデンサーチューンが失敗だった為、次はモーターブレーキ(モーターを急停止させる機能の付いたFET)を試しました。
今回のプリコック機能では、「コンデンサーでの後退+惰性での後退」でピストンの停止位置が決まります。
つまり「惰性での後退」に急ブレーキを掛ければ、「コンデンサーでの後退」だけで(ダイヤル調整だけで)、ピストンの停止位置を自由に決められるはずです。 |
68.モーターブレーキの結果
モーターブレーキで、ピストンを最後列ちょうどに止める。結果は、失敗でした。
そもそも半固定抵抗器のダイヤルで調整できるのは、モーターへ電気供給する時間です。そして時間辺りどれくらい後退するか、それを決めるのはピストン速度です。
つまりピストン速度が遅いと中間位置で止まるし、速いとバーストになってしまう。これまでと同じ結果で、モーターブレーキは何の役にも立ちませんでした。 |
69.意外と難しいプリコッキング
ここまで長い説明でしたが、以上でプリコッキング機能の搭載説明は終了です。
今回の説明を読んで、「自分の思っていたプリコックと違う」と感じた方が多いと思います。FCUのように、簡単・確実・制約の一切ないプリコック機能を期待されていた方には、肩透かしとなったでしょう。
現状ではこれが精いっぱいですが、まだまだ改善の余地は残されていると思うので、次回にその説明が出来れば幸いです。 |