ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2013/10/27(Sun) 09:57 |
投稿者 | : カスタムUSP |
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みなさん、こんにちは。
東京ホビーショー2013等で電動ハンドガンM9A1のスライドを開けた画像をご覧になられましたでしょうか?その中で画像を見る限り、あるべきはずの位置にあるべきパーツが無いのをお気づきになりましたでしょうか?それは、ホップダイヤルです。
既発売の3機種のホップダイヤルはノズル側からマズル側に向かって左側面にありますがM9A1はチャンバーユニットをまわっている、つまり、電動コンパクトマシンガン スコーピオンのような構造なっているように見えます。(当方は所有しておりませんが・・・)
そして、既発売の3機種はホップレバーの左側をホップダイヤルで押さえてホップをかけるようになっていますが、M9A1はEPホップチャンバーをホップレバーのセンターで押さえる構造のようです。
そこで、何をお聞きしたいかと申しますとBB弾の直進性についてです。既発売の3機種は飛距離が40m〜50mくらいは直進性がありますが、50m〜60mくらいになるとホップレバーを押さえているホップダイヤルのある側の左に少し曲がります。このためチャンバーユニット内で微調整のプチカスタムをしております。
これをホップレバーのセンターを押さえることにより直進性が増すと思うのですが如何でしょう?
電動コンパクトマシンガンスコーピオンや、その他ホップレバーをセンターで押さえている構造の機種をお持ちの方で直進性についてのご感想をお聞かせいただけないでしょうか。
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2014/01/01(Wed) 08:25 |
投稿者 | : カスタムUSP |
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みなさん、こんにちは。
電動ハンドガンM9A1はノーマルでも集弾性能はとても良く、こちらの板で学んだ「同軸式」という方式のチャンバーユニットの素晴らしさに感心しております。個体差だと思いますが長距離になると、やや右側に曲がる感じでしたが微調整で補完できると思います。
さて、今回は「長かけHOP」についての質問です。
初速をアップさせ、飛距離を伸ばすにはチャンバーまわりのカスタムが有効と思います。もしかすると、グリスで気密性を高めるよりも効果は大きいのではないかと感じます。
(ただし、G18Cの初速アップについては除く)
カスタム方法は、EPホップチャンバーとHOPレバーの間に板ゴムを挟むというものです。これによりノーマルスプリング底上げで建物からの撃ちおろしで0.25g弾を55m以上飛ばすことができました。(板ゴムの厚みは数種類使い分けします)
また、弾道修正も薄い板ゴムをHOPレバーの左右のいずれかに挟むことにより微調整ができます。
無風の条件で76m/s(0.2g弾の値)くらいあれば0.25g弾を55m以上飛ばすことは可能です。ただし、弾道は直線的ではなくホップは強目です。
つまり「飛距離≠初速」ということです。
長くなりましたが、ここで質問です。初速と飛距離をアップさせるために、チャンバーまわりのカスタムで、特に「長かけHOP」について有効な方法はありますか?
以上、宜しくお願いします。
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2014/01/03(Fri) 01:48 |
投稿者 | : 南木 |
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カスタムUSPさん、こんにちは。南木です。
わたしが電ハン用にカスタムした長掛けHOPでは、HOP窓を縦横に削って穴を広げ、その窓に合う大きさに切ったHOPパッキンを沈め、高さが足りない分は薄い金属板とゴム板でカサを稼ぎ、さらに気密を高めるため周囲の隙間をすべてパテで埋めました。
とにかくHOP用ゴムとの接地面積を稼ぐことが重要になると思いますので、純正のパッキンについている突起で一部だけ接触させるのではなく、BB球の径と同じ湾曲を持たせたゴム板(HOPパッキンの切れ端)を沈めるのが一番手っ取り早い方法だと思います。
わたしが行なった改造では、飛距離より初速を上げることが目的だったので、実際に改造で飛距離が伸びたかどうかは分かりませんが、初速は確かに上がりました。(^^;
分かり辛い説明で申し訳ありません。一応テスト用に作ったバレルの写真を撮りましたので、アップします。
#このバレルを探すのに時間がかかり、レスが遅れました。スミマセン。(^^;
南木
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2014/01/05(Sun) 09:50 |
投稿者 | : カスタムUSP |
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南木さん、こんにちは。
写真付でのご回答、ありがとうございました。
まさかバレルの切り欠き部分を加工されるとは・・・。
この部分の加工はご法度と思っておりました。やはり訊いてみるものですね。
新たな発想が生まれるかもしれません。
それにしても、パテの盛り具合は匠の技というか良い仕事されていますね。
そういえば、以前、初速アップを狙い重量化するためピストン本体にパテを盛って乾いてからメカBOXと干渉しないように削ったものを試作したことがありました。結果は残念な結果となりました。今はパーツ箱に眠っています。
南木さんの記載で「HOP用ゴムとの接地面積を稼ぐことが重要になると思いますので、純正のパッキンについている突起で一部だけ接触させるのではなく・・・」とありますが、これはパッキンの突起は削らずにそのまま装着されたのか、又は突起部分を何らかの加工を加えられたのか、お忙しいところ申し訳ございませんが、この一点をお聞きしたいのですがよろしいでしょうか?
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2014/01/05(Sun) 23:45 |
投稿者 | : 南木 |
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カスタムUSPさん、こんにちは。南木です。
>まさかバレルの切り欠き部分を加工されるとは・・・。
今回の改造では、HOP穴の周りをパテで埋めてトンネルを作り、そのトンネルにBB弾にHOPを掛けるゴム板を沈める構造にしています。
このゴム板(ゴムと金属板のハイブリッド)はバレル側にカプトンテープで留めているため、HOPパッキンとは完全に分離しています。つまり従来はHOPパッキンの内部突起でHOPを掛けていましたが、この突起部分を切り離し、板状にしてバレルに埋め込んだ形になります。
BB弾にHOPを掛けるゴムをバレルに埋め込んでいるため、HOPパッキン内部はまったくのツルツルで、突起物は一切ありません。またHOPパッキンからHOPを掛ける突起がなくなり、上下の向き(突起の位置)を固定する必要がなくなったため、バレルの切り欠き部分をすべてパテで埋めることが出来ました。
HOPパッキンが上を向こうが下を向こうが、HOPを掛けるゴムはバレルの中に埋まっているので、パッキンがどの方向に向こうが関係ありませんからね。
このトンネルと、周囲の切り欠きを埋めることでどれくらい初速を稼げるかは謎ですが、まあ気分的に気密性が高まって初速が速くなりそうなプラシーボ効果はありそうです。(笑)
>それにしても、パテの盛り具合は匠の技というか良い仕事されていますね。
いや〜、テスト用の試作なので、かなりいい加減に作っています。お恥ずかしい限りです。(^^;
>パッキンの突起は削らずにそのまま装着されたのか、
>又は突起部分を何らかの加工を加えられたのか
ということで、パッキン内部は完全にツルツルです。頂上の切り欠きに入る縦の突起もすべて切り取り、HOPを掛けるためのゴム板も分離させています。
おそらく長掛けHOPはどれもこのような構造をしていると思って作ったのですが、違うんでしょうか? 素人なりに試行錯誤しながら作ってますので、もし間違いがあれば教えてください。
南木
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2014/01/13(Mon) 23:50 |
投稿者 | : カスタムUSP |
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南木さん、こんばんは。
詳しいご回答ありがとうございました。参考にさせていただきます。
HOPパッキンの突起部分の加工については、当方はKM企画の「ウレタンラバーチャンバー45」を加工せず使用しています。このパーツは硬度により45(コールドシーズン対応)と55(オールシーズン対応)とがあり、前者の方が後者よりも材質が薄く柔らかい素材で通年、硬度45に板ゴムを数種組み合わせ、突起部分は無加工で初速と飛距離アップさせていました。
ですから、長かけホップではなく突起部分に圧力を加えホップ力を増加させた状態というのが正確かもしれません。
次にチャンバーまわりで目を付けているカスタムは「シールテープ」です。これは水道蛇口やガス管のネジ切り部分に巻いて水やガスをシールするベタベタしない白いテープです。100均にも置いてあると思います。これをバレルの切り欠き部分とチャンバーの間やチャンバーの外側に巻いて気密性が上がるかの実験を予定しています。
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2014/01/15(Wed) 00:45 |
投稿者 | : 南木 |
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カスタムUSPさん、こんにちは。南木です。
シールテープですが、わたしはHOPパッキンとバレルの隙間、あとシリンダーとシリンダーヘッドの隙間を埋めるのに使っていますが、確実に効果があります。
特にHOPパッキンに効果があると思いますが、だいたい1〜2m/sほど初速が上がったかと思います。
#記録をとっていないので正確な数値は覚えてませんが。(^^;
安くて簡単、しかも確実に効果があるので、お勧めのカスタムですね!
南木
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2014/04/06(Sun) 11:04 |
投稿者 | : カスタムUSP |
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みなさん、こんにちは。
電動ハンドガンのEPホップチャンバーに付け足す部材の材質について質問させていただきます。
以前より、チャンバーユニット内でEPホップチャンバーとホップレバーの間にゴム板を挟んで初速と飛距離アップ並びに直進性の微調整を行ってきましたが、1つ難点がありゴム板を組み込んだ直後は良いのですが、しばらくするとホップレバーの出っ張りがゴム板を強く押さえた際に凹んでしまいます。そこで、ホップレバーで押さえても凹みがなく、ゴム板に代わる何か良い材質はありますか?
以上、宜しくお願いします。
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2014/04/06(Sun) 21:57 |
投稿者 | : 南木 |
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カスタムUSPさん、こんにちは。南木です。
わたしの方法が役立つかどうか分かりませんが、こんな方法はどうかという提案をさせていただきたいと思います。
前回長掛け用に改造したバレルの写真を掲載したときにも説明しましたが、わたしはHOPを掛けるためのゴムと、さらにその上に薄い金属板を乗せて、HOP窓の部分に埋め込んでいます。
金属板を埋め込んでいるのは、HOPを調整する突起が下がったときに、ゴム全体に力を分散させて押さえる事が出来るようになると思ったからです。
カスタムUSPさんの方法にも有効かどうかは分かりませんが、症状改善のヒントにでもなれば幸いです。
南木
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2015/08/31(Mon) 22:08 |
投稿者 | : アルプス |
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電動M9購入検討。
今度電動M9買おうか考えていますが、ホップダイヤルの位置が変わるとBB弾の直進性能に大きな違いがありますか?電動M9を購入したらバレルとバネを交換する予定です。
Re: ホップダイヤル形状の違いと直進性について
投稿日 | : 2015/09/01(Tue) 00:20 |
投稿者 | : 南木 |
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アルプスさん、こんにちは。当サイトの管理人・南木です。
「ホップダイヤルの位置が変わる」というのが、具体的に何がどのように変わるのか判断できないため、正確な回答が出来ません。
ただ、HOPの突起形状が変わる・突起の位置が変わる・押さえつける力が変わる、これらの変化があれば、当然弾道に違いは現れると思います。
ですが良い方向に変わるのか、それとも悪い方向に変わるのか、何を持って良い・悪いととらえるか、この辺りはさまざまな違いがあると思いますので、自分なりに調整していく必要はあるかと思います。(^^;
南木