電拳Q&A掲示板

MP7を箱出アサルト以上にするには?

投稿日 : 2013/04/08 01:48
投稿者 ココア
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はじめまして 南木様

MP7再販を聞き単純に形が好きなのでアウトドアフィールドでメインとして使えないかと思い
表題の件に対し皆様の意見・アイデアをお借りしたく書き込みさせていただきます
電拳サイト様を参考にすると

インナーバレル RAVEN01+ 242mm (\2240) を220mmにカットで83 m/s

バッテリー 電動 MP7外部バッテリー用 変換アダプター (\2500)+バッテリーケース(\3000〜4000)
    Hyperion EX G3 45-90C放電 LG345 7.4V1100mAh(\2000)
これでサイクルはかなりいけると思いますが…

は考えられるのですがその他どのような方法があるでしょうか?
カスタムによる耐久性の低下は仕方ないと思いますが突然クラッシュの可能性は避けたいと考えます


昨年末にインドアフィールドで初めてサバゲーを体験してハマり
今年1月にスコーピオンを購入 01 182mm とHYPERION 25C 7.4V-550mAh 
ピストン側に下駄をかませて non-HOPで 83〜84.5m/s 15rps出たのは電拳様のおかげです
(メカボ分解は下駄をかませる為にやった1回だけですが…)
電拳様は私のバイブルとなっています、今後も楽しみにしています
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/09 01:49
投稿者 南木
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 ココアさん、はじめまして。当サイトの管理人・南木です。

 MP7のカスタムに関して、すでに細径バレルでの延長とリポバッテリーへの交換を考えておられるようですね。耐久性の低いコン電では、スプリングを強化するとあっという間にギヤ系の磨耗と、メカボックスやピストンの割れに襲われるので、細径バレルによるエア容量を活用したカスタムは正解だと思います。

 またリポも初期投資こそ必要ですが、連射速度やトリガーレスポンスの改善にとても有効なので、リポをカスタム計画に組み込まれている点も非常に目の付け所が良いと思います。(すでにリポをお持ちのようなので、初期投資も不要ですしね)

 ではこの二点以外で有効なカスタムは何かというと、正直これといった決定打がありません。と言うのも、細径延長バレルを組み込めば初速が、リポバッテリーを組み込めば連射速度が大幅にアップしますが、それ以外で初速や連射速度を大幅に上げる方法はないからです。

 ただし、わずかずつでも良いのなら、方法もないことはありません。

 まず初速に関しては、各部の気密を見直すことで5m/s前後上げることが出来ます。弾の選択によっては、2m/s前後初速を上げることも可能かもしれません。連射速度に関しては、グリスの見直し・配線交換・FET搭載・軸受けのベアリング化などで、それぞれ0.5〜2発/秒ほどの改善が期待できます。

 それ以外の方法となると、各チューナーさんからのアイデアをお聞かせいただくしかありません。わたしも電拳の実験内容以外のカスタムはまだ未着手なので、皆さんがどのようなカスタムをされているのか、非常に興味があります。こんな優れたカスタム方法があるよという情報などがあれば、ぜひお聞かせいただきたいですね。(^^;)

南木
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/12 23:36
投稿者 ココア
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回答ありがとうございます

>>まず初速に関しては、各部の気密を見直すことで5m/s前後上げることが出来ます。

最初に思いつくのはシリンダー、ピストン、ノズル周りに高粘度グリス塗布なのですが、その場合グリスが抵抗となりモーター、ギアに負荷が増加しないのでしょうか?
ならば逆転の発想で強化スプリングを入れ、気密を犠牲にしてでも潤滑UP目的のグリス塗布で負荷低下を目指すのはどうでしょうか?(高粘度グリスのの方がはるかに負荷は低そうですが…(^^;)

ボールベアリング化も負荷低下できそうですが、何かの時に突然のクラッシュのリスクがあると聞きましたが初心者の私にもできるものなのでしょうか?(シム調整等含めて)

>>弾の選択によっては、2m/s前後初速を上げることも可能かもしれません
弾で2m/sも違うとはビックリです フィールドによっては使用できる弾に制限がある事がありますが、どの弾が自分の銃に適しているかチェックしておくのは重要なのでしょうね

追加質問ですがコン電での最適サイクルは20rps程度が妥当なところでしょうか?

射程距離、葉、枝に跳ね返されない事を思えば初速85m/s以上(90弱)くらい欲しいと考えてるんですがなかなか大変そうですね
自分のお気に入りの銃でフィールドを駆け回れば、銃のスペック以上の性能が出せそう(な気がする)のは私だけでしょうか?(^^;)
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/13 01:09
投稿者 南木
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 ココアさん、こんにちは。南木です。

>高粘度グリス塗布なのですが、その場合グリスが抵抗となりモーター、
>ギアに負荷が増加しないのでしょうか?

 え〜っと、まず誤解があるようなので訂正させていただくと、高粘度のグリスが必ずしも気密性が高いという訳ではありません。これは電拳の実験でも、粘度の高いKUREシリコングリースメイトの初速があまり高くなかったことからも、お分かりいただけるかと思います。

 電拳の実験では、比較的粘度の高いグリスで気密性が高まっていますが、これは結果論であって、必ずしも「高粘度=高い気密性」という訳ではありません。

 ですのでシリンダー・ピストン・ノズル周りに粘度の高いグリスを塗布しても、初速が上がる訳ではありませんし、むしろココアさんのおっしゃるとおりグリスが抵抗となって連射速度が低下する恐れがあります。最悪の場合、ピストンクラッシュの可能性もあるでしょう。

 ここまで説明すればもうお気付きと思いますが、「低粘度=高い気密性」のグリスを探して塗り直せば、その分負担を掛けずに気密性のアップを図ることができますよね。またマルイの銃は三万発の発射に耐えられるよう、初期状態ではかなり多めのグリスを雑に塗布されています。これを同じマルイのグリスで塗り直すだけでも、初速と連射速度をわずかですが上げることが出来ます。

 どの種類のグリスが良いのか、どのくらいの量を・どのようにして塗ればいいのか、これらは経験則でしか判断できないので、トライ&エラーの繰り返しになりますが、電動コンパクトマシンガンではグリスによる気密確保がとても重要になるので、グリスを制することに注目するのはとても良いことだと思います。

>ボールベアリング化も負荷低下できそうですが、何かの時に突然の
>クラッシュのリスクがあると聞きましたが初心者の私にもできるも
>のなのでしょうか?(シム調整等含めて)

 クラッシュは、ピストンとギヤのタイミングがズレることによって起こります。では、どうすればタイミングがずれるのかと言うと、超強力なスプリングを入れたり、超高速な連射速度にしたり、超高粘度のグリスをピストンに入れるなどしたときに、起こります。つまり、よほど無理をしない限りはクラッシュは起こりませんし、コンパクトマシンガンの場合は強度的に無理が出来ないので、クラッシュの心配はないと思って大丈夫です。

 それに実際にクラッシュが起こってしまうと、ベアリングだろうが樹脂製の軸受けだろうが、コンパクトマシンガンの場合はどちらでも確実に「悲惨な結果」しか残りませんので、ベアリング化に対してクラッシュの心配をする必要はありません。

 電動ガンでクラッシュを起こすのは、大抵初心者の人が銃のバランスも考えずに無理なカスタムをする場合です。ですので、コンパクトマシンガンにベアリングを入れた程度ではクラッシュは起こりませんのでご安心ください。

 ベアリングの搭載方法と、性能の比較については今後実験を行い、電拳に掲載する予定です。作業もそれ程難しくはありませんが、ただいくつかのコツがありますので、その点について説明を行いたいと思います。シム調整については、電拳のシム調整の説明をご覧いただければ、大体の要領は分かるかと思います。

>弾で2m/sも違うとはビックリです フィールドによっては使用できる
>弾に制限がある事がありますが、どの弾が自分の銃に適しているかチェッ
>クしておくのは重要なのでしょうね

 0.2gの弾のみになりますが、BB弾の違いによる初速や集弾性のテストも、再度実験を行う予定です。現在発売されている弾はほぼ網羅する予定ですので、弾選びの参考にしていただければと思います。
#ベアリングにしろ、BB弾にしろ、予定ばかりで掲載がまったく進んでいない点は申し訳ないです。

>追加質問ですがコン電での最適サイクルは20rps程度が妥当なところでしょうか?

 マイクロメカボックスは連射に関してはかなり優秀なようで、秒間20発を超えてもクラッシュの心配はありません。ただ、ゼンマイ式の多弾装マガジンでは秒間18発を越えると給弾不良が出てきますし、スプリング式のマガジンでも秒間22発を超えると給弾不良が出てきます。このためスプリングマガジンの使用を前提に、秒間20発前後に銃を仕上げるのが理想的ではないかと思います。

>射程距離、葉、枝に跳ね返されない事を思えば初速85m/s以上(90弱)
>くらい欲しいと考えてるんですがなかなか大変そうですね

 確かに大変ですが、個人的には電動ハンドガン・コンパクトマシンガンで初速90m/sを出すことは可能ではないかと考えています(ノーマルスプリングで)。そのための改造コンテンツを現在考えているのですが、まだまだ前途は多難です。(笑)

 でもノーマルスプリングで初速90m/s・連射速度20rpsが出せれば、フィールドでもメインウェッポンとして活躍できそうですよね。

>自分のお気に入りの銃でフィールドを駆け回れば、銃のスペック以上の
>性能が出せそう(な気がする)のは私だけでしょうか?

 いや、銃の選択は重要だと思いますよ。フィールドに合った銃・自分のスタンスに合った銃・自分の好みに合った銃を選ぶことが出来れば、機動スペックは3割アップは確実です!(^o^)

南木
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/15 00:32
投稿者 mimu
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ココアさん はじめまして。
南木様 いつもお世話になっております(^^

MP7A1に目をつけるとは最近映画など露出もありますし、米特殊部隊でも使用されているなど装備で合わせる楽しみや、サバゲーにもカッコイイですよね☆

自分はMP7A1は所持しておりませんが、知人が所有していたので初期は給弾不良がキツくてww、STARのスプリングMAGを「箱買い」してリアルカウントしていたのも懐かしいですw

さてカスタムというのはメーカーが「良い状態と設定したバランスを崩すこと」でもあります。なので何かを得るには何かを失います。(お金なのか、時間なのか、銃の寿命なのか)ただし、「失う何か以上のもの」を見つけることができれば幸いです☆(ゲームでの楽しみなのか、人それぞれですね♪)

というのも踏まえ、南木様からほぼ全ての解答は出ているのですがw、分解の「イロハ」と自分が今までいじってきて判ったこと、もし自分が今MP7A1を買ったらどう調理するか?も後述します。

ネライ:初速90、サイクル20発/秒
理想ですね(^^;
バランスが難しいと思いますが挑戦しがいのある設定かもしれません。自分のVz61は182mm01バレル、純正バネでET1リポ550mAhで初速86、18.5発/秒は出せたからです。MP7であれば御選択の容量の大きいハイペリオンリポが使用可能でしょうから20発/秒に届きそうですね。

先に素材をまとめると
・01のロングバレル化(長さは220or適宜)
・バッテリーはハイペリオン リポ
・軸受けのベアリング化
・配線の高効率化
・グリスは純正グリスで適量を

くらいで以上ですw(安上がりですね)
あと大切なものとしては
・BB弾も細径バレルでは重要
(私が初速の数値を書いてあるのは全てマルイのベアリングバイオ弾でと思って下さい。純正の弾ですしw)
・気長にあせらず丁寧に。

です。(^^;
で、上記の理由に関しては次の投稿(連投すみません。文字数オーバーしました)で述べます。当たり前のことしか書いてませんが、お金で買えない内容も書いてあるかも?しれません。
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/15 00:34
投稿者 mimu
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(続きです)
さて次に知っておいていただきたいのは「コン電メカボの特徴」です。不安に思われている点も多いかと思いますが知ればたいした事ないかもしれませんし、自分で大切な銃を壊す前にハードルが高いと認識するのも重要かもしれません。

一般にフルサイズ電動ガンのメカボを分解してから、コン電を触ると「なんと小さいのだろう!」とマルイの技術力に驚嘆します。手のひらサイズのこのメカボからカスタムスプリングを入れれば初速95を出すことも可能なポテンシャルもあります。

・ショートストロークである
・シリンダー容量が小さい
・バネは純正でもレートが高
・ギアが4枚である
・純正部品が高レベル
・セッティングはピーキー

「ショートストロークである」・・・というわけで、自分の実験では12V以上電圧をかけて、30発/秒までサイクルを上げた事がありますがww、壊れませんでした。(ベアリング組込み済で、数百発は撃ちましたがあくまで実験的にです。あまりにも無謀すぎて長期運用はしていません。)

通常電動ガンではフルストロークで25発あたりからピストンクラッシュの危険性が高くなり、またハイサイクルにするにはセクターギアの歯数をカットするのですが、コン電では不要です。それよりもスコーピオンのドラムMAGでは大丈夫でしたが、MP7などではマガジン側がハイサイクルについていけません。この点は南木様と同意見です。17〜20発が妥当な線かもしれませんね。

「シリンダー容量が小さい」・・・エア容量は初速を求めるとき致命的です。これはバレルをどんどん伸ばしてもある所で逆に初速が低下する長さがあることを意味します。自分は〜242mmのバレルを購入したことがないので的確にコメントが出来ませんが182mmよりは初速がUPできるのが南木様の実験から出ています。が、鵜呑みにするのもOKですし(220mmを最上とする)、それ以上をお求めになれているのであれば、可能であれば242mmから15mm刻みでバレルを切っていき、ベストな容量を確認するのも良いと思います。(そしてもう一回買い直しましょうww)

エア量に限界があるので、「気密」とピストンの瞬発力のみで初速を叩き出します。その為、グリス管理も重要と南木様の発言にもありますね。

「ギアが4枚」・・・フルサイズ電動ガンでは3枚です。なので無茶な運用は軸受けを壊したりもします。(8mmベアリングにしたりするのも通例です)でもコン電はベアリングサイズUP出来るほどのサイズもなく、ギアが4枚です。ギア直径も小さく、一枚あたりの軸受けには負担が少ないと考えることもできます。むしろ4枚もあるので駆動ロスは大きいとも想像できます。それをベアリング化することによって機械ロスを減らすのはイイことづくめです☆

ただし、ギアが多い分、通常電動ガンよりも組み込み方ひとつで大きく差が出ます。おすすめというか、通常電動ガンでも同じなのですが

・必ず全てのギアを脱脂してから調整を始める。
・1枚のギアを組んだら、メカボのフタをして全てのビスを閉めてギアの廻り方を確認する(シム調整も)
・ギア1枚の時は「無限に廻るんじゃないか?」という所まで突き詰めるw
・OKになってから、仕上げにマルイ高粘度グリスを薄く満遍なく塗りましょう(ギアの歯一枚一枚に歯ブラシで薄く塗ると良いです)

0.1シムきつめにするとサイクルが17発出ていたものがすぐ14発になったりします。そんなにも差が出るのです。その為、最初についているグリスを

「めんどくさいし、そのままでいいや。」

と作業を行なうと全く遠回りどころか期待する結果が出ません。ギアの軽さ・負荷が判断出来ないからです。ブレーキパーツクリーナー等で洗ってから作業します。ビスも同じです、「毎回ビス締めて確認するの?!」と思われるかもしれませんが、コレ、当たり前なんですw。ということで私が行なうのは全てのギアで総当りしますw。セクター、スパー@、スパーA、ベベル、セクター+スパー@、セクター+スパー@+スパーA、最後に全てのギアの最低でも7回は確認が必要です。各ギアの関係も含めると10回でも足らないかもしれません。

またベアリングを組み込むと自分のメカボではシムが入れられなくなりました。シムが0枚でもギアの廻りがキツくてその為、メカボの軸受けを座グリ加工し直しました。またギア廻りのメカボ面をスコッチブライトで磨き倒しました。これによりギアが「シャラー♪」とずーっと回るようになりました。

あと裏ワザとしてはミニ四駆では常套手段なのですが、ベアリングを脱脂します。そして鉄道模型用に使うKATOのユニクリーンオイルでベアリングに注油します。適宜メンテナンスが必要になるのですが格段にベアリングが回るようになるのでギア枚数が多いコン電では良いかと感じてます。

「純正バネが高レート」・・・カスタムスプリングも良いのですが、負荷が高いのでセクターは消耗品と割り切って下さいw(爆)「まともな」焼結金属の社外ギアが世の中に無い以上、これはどうしようもないです。サイクルもお望みのラインまでは無理です。初速95、リポで17発くらいまでとなります。

「純正部品が高レベル」・・・では高レベルではない部品があるのか?あります。それは配線です。自分はテフロン銀メッキコードを使用しています。FETには接点保護の理由しかありませんが、配線は変えるだけでも南木様の実験の通りサイクルUPに高い効果があります。

見逃しがちですがバッテリーとのコネクターなどもロスが大きいので許すならディーンズミニコネクタ等がオススメです。

他にも気密をとる為にシールテープを利用したり、バレル廻りも重要なのですが、そろそろキリがないですねw。基本は純正グリスをうまく使い(バレル内付着は絶対にNGです)、丁寧に組んでいれば言うことはありません。そういう所が「ピーキー」たる所以です。HOP押さえもコン電はよく出来ていて、通常電動ガンによくあるチャンバー廻りの改造は通用しません。(例.なまずとかHホップとかあるんですが、純正がHホップのように2点押しになっているんですよ)また、サイクルと初速を調整する術として、セクターギアを1枚カットしてショートストローク化した事もあるのですが、ピストンを電動ハンドガンのものを使用するなど(ラスト歯がメタルである必要がある為)ハードすぎてここでは述べませんw

他にも良いパーツや手法があればいいのですが純正の出来が良すぎて、現状自分が知る限りでは他はありません。でもいつも何かを見つけ、探すのが楽しみと思わないといけませんね。

と、とても長文すぎてゴメンなさいなのですが、結局南木様が詳述してある事となんら同じなんです。これくらいの事をしてうまくいけば儲けもん、失敗もたぶん発生します、なんですww。恐らく自分の想像では

初速86〜89m/s サイクル18〜20発

あたりが限界じゃないかなー?とも思います。ここまでの内容をよく読み、それを「苦痛」と感じるか「楽しい」と思いながらやるかは人それぞれですので、あせらずにやるのが良いです。自分の場合は楽しく改造しています♪

ご参考までにして下さい☆
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/15 00:39
投稿者 mimu
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再連投スミマセンm(_ _)m

あ、記述を忘れましたが純正バネで初速を少しでも上げたい場合は、ピストンの重量化と少しかさ上げは行なって下さいねw(^^;

細いバレルでエアを有効に押し切るのにどうも効くようですから、細かいことですが大切ですよねw

また他にもいい方法があったら自分も知りたいのでよろしくお願い致します。ではでは。
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/16 02:08
投稿者 南木
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 mimuさん、こんにちは。南木です。

 長文の詳しい情報、ありがとうございます。どれも丁寧に説明してくださっているので、わたしの書くことがなくなってしまうほどです。感謝感謝です。(^_^)

 mimuさんが性能を上げるための方法を詳しく書いてくれたので、わたしは性能が上がらない無駄カスタムについて書こう……と思いましたが、あまり役に立つ情報ではないので、より実践的なMP7のカスタム情報についてお伝えしたいと思います。これからMP7のカスタムに挑戦する人は、ぜひ参考にして欲しいと思います。

 まずMP7の初期性能は、箱出しの時点で適正HOP初速74.5m/s前後、連射速度15発/秒前後となります。ちなみに後発のVz.61と比べると気密性が悪く、同じ長さのバレルを搭載してもMP7の方が初速は低めの数値になります。特に01バレルなどの細系延長バレルを搭載したときにその差が顕著に現れるのは、実験の「ロングバレル化による初速比較」を見ていただくと良くわかります。

 さて、ここから実際にMP7に手を加えた場合の数値について説明しますと、まずグリスアップと気密の確保で、ノーマル状態でも適正HOP初速78.5m/s前後・連射速度15.5発秒前後まで上がります(HOPなしだと初速80.5m/s前後)。さらに01バレルの242mmに入れ替えると、適正HOPで初速83.5m/s前後・HOPなしでは85.5m/s前後まで上がります。

 なお、MP7の場合はバレルをカットすることでさらに初速が上がる可能性があるので、一度バレルを刻んでシリンダー容量に合った長さを調べるのもいいでしょう。ただし、01バレルは高価なので、簡単に買い替え(新調)できないと思います。そんなときは、5mmずつ小刻みに切っていけば良いでしょう。

 切って・整えて・初速を調べてを何度も繰り返すので時間は掛かりますが、5mmの切断であれば切りすぎても初速が大幅に下がることはないので、買い替えずに済みます。5mm切断して初速が上がれば、まだ長い。でも5mm切断しても初速が変わらなくなれば、ちょうどその前後が最適バレル長だと分かります。最後に切った点が最適バレル長になるので、買い替えの手間が要らないという訳です。

 電拳の実験では01延長バレルは220mmで最高初速になりましたが、どの長さで初速が最高になるかは同じ銃でも調整次第で変わります。ですので220mmにこだわらず、実際に銃の状態に合わせて長さを調べるのが理想になります。特に今回のMP7再販は約一年ぶりですので、もしかすると気密アップの改修がなされているかもしれませんし、グリスやテープによるシーリングの整備を行っただけでも気密はアップしますので、最適バレル長も変わってくる可能性が十分に考えられますからね。

 さて、ココアさんはRAVENの01バレルを購入予定のようですが、実は01バレルとRAVEN01バレルでは初速や最適バレル長が異なります。01バレルの方が工作精度が高く、より高い初速が出るようになっています。逆にRAVEN01バレルは素材が悪いのか、工作精度がよくありません。そのため同じ長さのバレルだとRAVEN01バレルの方が初速は遅くなり、最適バレル長もRAVEN01バレルの方が短くなります。

 初速が遅いと言っても、182mmバレルの比較で1〜1.5m/sほどの違いですので、それほど大きな差ではありませんし、もしかすると個体差による偶然の差かもしれません。ですが01バレルでは工作精度の悪いバレルを引いたことがないので、少しでも確実に初速を上げたいのなら通常の01バレルを購入しておいた方がよいと思います。

 ちなみにVz.61では、01バレルの242mmに入れ替えると、適正HOPで初速85.4m/s前後まで上がります(シーリング調整をしなくても)。ですので今回のMP7再販では、Vz.61に並ぶくらいの気密アップ改修がされていたらうれしいな〜と、願っています。(笑)
#そうすれば、初速90m/sも楽に狙えるようになるのですが。(^^;)

南木
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/16 23:54
投稿者 ココア
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南木さん mimuさん 詳しい情報・アドバイスありがとうございます。
特にmimuさんのコン電メカボの特徴の解説はとても興味深く読ませていただきました。

お二方の書き込みを見て改めてグリスアップの能力の必要性を感じました。最初に書き込んでから練習のつもりでVz.61を二度ほど分解してみましたが初速アップにはつながりませんでした(;_;)

ボールベアリング化はやってみたい欲求がムクムクと…
これもVz.61で一度やってみようかと思っています(^^)

通常の01バレルとRAVEN01にそれほどの差があるとはまたまたビックリです。(確かに値段もかなり違いますか…)
バレルのカットに関しては、真直ぐにカットできる自信がないのでパイプカッターを使おうと思っていました(ホームセンターで650円程度で売ってましたので)。しかしこれだと5mm刻みでカットはできなさそうなので思案のしどころです。(勿論二本購入して長さを決めてから本番でパイプカッター使用が理想です)
逆に切り口が斜めになって初速があがったりして(^^;)
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/17 01:05
投稿者 南木
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 ココアさん、こんにちは。南木です。

 mimuさんの説明は、読めば読むほど味の出るとても優れた説明ですので、ぜひなんども読み返して欲しいと思います。今は実感のわかない説明も、実際にカスタムをすれば「なるほど」と思える点がたくさん出てくるとても良い説明ですので。(^_^)

 さてバレルの切断についてですが、とりあえずはバレルを切断せずにお使いいただけないでしょうか。というのも、電拳の改造では01バレルの242mmを使って90m/sオーバーに挑戦する予定ですので、切断されてしまうとまたバレルの買い直しに迫られるかもしれません。

 仮に電拳の改造計画が失敗しても、それから切断していただければOKですので。(^^;)

 またホームセンターで安く販売されているパイプカッターはアルミや銅などの軟鉄用で、01バレルの材料であるステンレスなどの硬い金属は切断できないことが多いです。01バレルを切断するなら、かならず説明書きに「ステンレス用」で「厚み1mm以上に対応」と書かれたパイプカッターを選んで下さい(二千円以上の製品なら、だいたいOKです)。

 もしまっすぐにカットする自信がないなら、百円ショップで水準器を購入し、これで水平を出せば確実にまっすぐに出来ますよ。と言うより、バレルは切った後にヤスリで切り口を整えていくので、たとえパイプカッターでまっすぐに切断できても、ヤスリで整えているときに斜めになってしまう可能性もあります。ですので切るときの心配よりも、切った後の心配をした方が良いかもしれませんね。

 切断時に斜めになっていても、ヤスリできれいに整えるときに修正すれば、まっすぐな切り口に出来ます。そういう意味では、パイプカッターは不要かもしれません。(^^;)

 切り口が斜めになって初速が上がるなら、ぜひ試してみたいですね。(^_^)

南木
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Re: MP7を箱出アサルト以上にするには?
投稿日 : 2013/04/19 00:25
投稿者 南木
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 ココアさん、こんにちは。南木です。

 今回は、前回書き損なった性能が上がらない無駄カスタムについて書きたいと思います。無駄カスタムは性能を上げることの出来なかった失敗カスタムですが、理論的には性能が上がる「はずだった」カスタムです。ですので「どうすれば性能を上げることが出来るのか?」という理論的な方法を知るには、無駄カスタムはとても良い教材になります。しかもなぜ失敗したのか、その理論の破綻点についても知ることが出来ますし、また失敗例を知っておけば同じ失敗を犯して時間と経費を無駄にせずに済みますからね。(笑)

1.まず最初は、メカボックスの尻押し(ケツ押し)
 確かP90では、メカボックスを後ろから押すことでノズルとチャンバー(HOPパッキン)の密着度を上げ、気密性を上げると同時に弾をしっかりとHOPパッキンに送り込むようなカスタムがあったな〜と思い、構造のよく似たMP7でも出来るのではないかと思い、試してみました。結果は、効果がありませんでした。というより、初速が下がりました。(^^;

 初速が下がったのは別の原因ですが、何にしても尻押しで初速が上がることはありません。というより、MP7はもともとチャンバーブロックにスプリングが付いていて、そのスプリングの力でチャンバーとメカボは密着するようになっているので、変に尻押しする必要もありませんし、仮に尻押ししてもノズルとHOPパッキンの密着性は上がりません。というのも、メカボが前進した分だけチャンバーブロックも前進するため、ノズルとHOPパッキンの密着度はまったく変わらないからです。つまり尻押しは、無駄という訳です。

2.そればらば、タペットプレートを加工して密着度を上げる
 ノズルとHOPパッキンの密着度が高まれば、隙間からの空気漏れを防ぐことが出来るので、その分初速を高めることが出来るはずです。その為の尻押しでしたが、見事に失敗。それならば、直接ノズルとHOPパッキンの密着度を高めてやれと思い付いたのが、タペットプレートの加工。ノズルを前進・後進させるタペットプレートを削れば、簡単にノズルの前進量を増やすことが出来ます。そこで0.4mmほど削ってやりました。結果は、効果がありませんでした。

 前進量が足りなかったのかと思い、さらに削ろうかとも思いましたが、そうするとノズルが前進しすぎてマズルベースから抜けてしまうことが判明。結局ノズルの前進量は、気密性とは関係がないようでした。

3.それならば、直接ノズル先端を加工してやれ
 ノズルを前進させて密着度を高めるのが失敗したので、今度はノズル先端の素材をゴムに替えて、密着度を高めてやろうと計画。といっても、ノズル先端にゴムを付けてもすぐに取れてしまうので、ノズル先端周りに極薄のゴム皮膜を巻いてやりました。HOPパッキンのゴムとノズル先端のゴムが合わさることで、気密性が高まるはずです。結果は、効果がありませんでした。

 ゴム同士の密着性の良さと、ゴム皮膜を巻いたことでノズル径がわずかに太くなり、さらに密着性が上がると思ったのですが、そもそもノズルとHOPパッキンはもともと十分な密着性があるようで、この部分に手を加える必要性はないようでした。

4.それならば、マズルベースの密着性はどうか?
 これまではノズルとHOPパッキンの気密性(密着性)に重点を置きましたが、ではノズル自身の気密性はどうかと考えました。Vz.61・Mac10のノズル根元は円筒形ですが、MP7のノズルだけなぜかリング状の薄い突起が付いています。当初はマズルベース内のOリングと合わさって気密確保に有利に働くのかと思っていましたが、どうやらOリングとは位置が違うようで重なりません。後発のVz.61・Mac10ではリング突起がなくなっているので、この突起はない方が気密性が上がるのかと思い、削ってみました。結果は、効果がありませんでした。

 おそらくMP7のノズルについているリング状の突起は、グリスが流れ出るのを防ぐためのもののようで、初速とは関係ありませんでした。むしろ突起を削るためにノズルが荒れると、グリスの定着性が悪くなるようで、逆に初速低下の危険性があるように思いました。これでは逆効果ですね。

 以上、無駄カスタムについてでした。今回のカスタムでは、気密性を上げることで初速を上げるをコンセプトに、いくつかのカスタムを試しました。結果的には失敗でしたが、この失敗を見ればどうすれば気密(=初速)を上げることが出来るのかが分かると思います。

 強力なスプリングを組み込めないMP7(電動ハンドガン・コンパクトマシンガン)では、いかに気密性を上げるかが重要になりますので、このように気密性を上げるための方法を考え・試すことが性能アップに繋がります。今回のカスタムではすべて失敗に終わりましたが、基本的なカスタムの考え方は間違っていません。ただノーマルの性能が高かったためにそれ以上性能が上がらなかっただけで、作りの甘い中華銃なら初速を上げることが出来たのではないかと思います。

 ココアさんならびにこのスレッドを見ている皆さんも、ぜひ「どうすれば性能を上げることが出来るか」を考え・試していただきたいと思います。今回のような気密性以外にも、さまざまな点で改善の余地が残されています。というより、安全マージンが残されています。その安全マージンを取り去ることが出来れば、まだまだ性能アップは可能です(その分、安全性は減りますが)。大抵の試みは今回のように「マルイの作りの良さ」に負けますが、マルイを出し抜くことが出来れば、そのときは確実に性能がアップしますよ!(笑)

南木
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