MP7 8.4V化について
投稿日 | : 2007/03/12 11:47 |
投稿者 | : あずきあらい |
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実験結果の良し悪しに係らず
淡々とレポートされている姿勢に
感激しました。
はじめまして。
MP7を中古で購入したものです。
デフォルト電池7.2V500mAがとても
秒間850のサイクルの気がせず
勢いで8.4V4200mAを外付けしました。
サイクルは不満ないのですが、取り説に
異常に高容量のバッテリーはメカボ破損の
原因に云々とあり、電気に疎いだけに心配に
なってきました。
デフォルトでは10A管ヒューズがついてますが
瞬間最大電流は公称値の何倍(数字忘れました)
も流れるのでとどなたかのHPで見た覚えもあり
ブックマークしとけばよかったと悔いております。
また接点の焼損も電流(容量)の大きさで
かなり違うものなのでしょうか?
FET化はP90では経験あるのですが
MP7はレポートを拝見した限り
かなりめんどくさそうなので
端子類の使い捨てのほうが楽かとも
思っております。いかが思われますか?
お知恵を拝したくよろしくお願いします。
Re: MP7 8.4V化について
投稿日 | : 2007/03/12 20:14 |
投稿者 | : 南木 |
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あずきあらいさん、こんにちは。当サイトの管理人、南木です。
外付けのバッテリーに変更したことで、各部の耐久性に不安が出ておられる様子ですので、今回は電気関係について少し説明させていただきます。
まずはバッテリー容量と、実際に流れる電流の違いを把握しましょう。MP7付属のマイクロバッテリーEXのバッテリー容量は500mAで、新しく取り付けされたバッテリーは4200mAですね。バッテリーに記載されているこれらの数値は、あくまで「どれくらいたくさんの電気がバッテリーの中に入っているか」という容量であって、電気の流れる量ではありません。つまり、バッテリー容量が約8倍になったからといって、銃へ流れる電流も8倍になるわけではないということです。
ですからバッテリー容量が増えただけではメカボックスは壊れませんし、ヒューズも切れませんし、スイッチ接点の寿命が格段に短くなることもありません。そういう意味では、バッテリー容量はあまり気にしなくても良いといえます。実際にはバッテリー容量が増えると、ある程度は流れる電気の量も増えるのですが、たいした変化ではありません。今回の場合は特に心配するほどの影響はないと思います。
むしろ心配すべきは電圧の方です。電圧が上がると、電気の流れる量が増えます。電気の流れる量が増えると、連射速度が上がり、メカボックスが壊れやすくなります。スイッチの接点やヒューズも、壊れやすくなります。
今回は8.4V・4200mAのバッテリーへの交換なので、ノーマルのままでも十分に対処できる範囲だろうとわたしは考えます。ですが連射速度が速くなっている分、銃にかかる負担は増えていますので、できればシリンダーヘッドの緩衝材を衝撃吸収性の高いものに交換しておくくらいはした方が良いかもしれませんね。
南木