2023年5月にマルイ電動G18Cを購入しました。
今後のカスタムやメンテナンスの参考にさせていただいています。
電動G18Cの分解手順に沿って作業を進めていましたが、
トリガーシャフトが抜けなくて困っています。
「6角レンチやピンポンチなどで押し出す」と書いてありますが、
押したくらいでは抜けないので、2.5mmのピンポンチを使い、
ハンマーで軽く叩いてみましたが、1mmくらい動いた所から
シャフトがびくともしなくなります。
ハンマーで打っても固い金属を直接叩いたような感触で
シャフトが抜ける気配はありません。
他のエアガンでメンテナンスやカスタムの経験はあるので
ピンポンチを打つ力加減などは理解しているつもりですが、
相当強く叩かないと抜けないものなのでしょうか。
または、何か別にシャフトを抜く際のコツが必要だったり、
シャフトを抜く前に別の作業が必要だったりするのでしょうか。
もしくは最近の生産ロットで何か仕様や構造が変わったなど、
情報をお持ちの方がいらっしゃったら
ご教授をお願いできないでしょうか。

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Blackmoreさん、はじめまして。当サイトの管理人・南木です。

トリガーシャフトが抜けないというご質問でよろしいでしょうか？　メカボックスを固定してるシャフトではなく、チャンバーユニットを固定してるトリガーすぐ上のシャフトですよね？

この部分のシャフトは余計な力が加わることが無いので、普通は軽く押すだけで滑るように出てきます。

個体差はあっても、ハンマーで叩いても出てこないということは通常あり得ません。
(メカボックスを固定するシャフトは、ときどきハンマーで叩きますが……)

なのでもしかすると、シャフトかチャンバーユニットかフレームか、いずれかに歪みか成型不良があるかもしれません。

とりあえず対策として、まずは先にメカボックスの固定ピンを先に取り出してみましょう。もしフレームの歪みが原因であるなら、これで解決するかもしれません。

メカボックスの固定ピンを出してもダメなら、チャンバーユニットの固定シャフトを反対側から叩いて出してみましょう。

チャンバーユニットを固定してるシャフトは、奥からでも手前からでも、どちらからでも出すことが出来ます(滑り止めのスリットが無いので)。もしシャフトの歪みや成型不良が原因なら、これで出てくる可能性もあります。

それでもダメなら、ハンダごてなどを使ってシャフトを熱してみて、冷めてから叩けば出てくるかもしれません。熱することでシャフトを膨張させ、熱が引けば縮むので抜き出しやすくなると思います。
＃熱し過ぎると、シャフトの穴が広がりすぎる危険もありますが。

このシャフトの仕様変更は聞いたことがありませんが、もし脱落防止のスリットなどが入っていたら、これが原因かもしれません。

というのもマルイの組立工さん、ときどきスリットの向きを逆にしてシャフトを入れることがあるんですよね。これはメカボックス固定シャフトの話ですが、もしチャンバーユニットの固定シャフトにもスリットが入っていて、しかも逆向きに挿入されていたら、ハンマーで叩いても出てこないはずです。
＃この場合の解決策は、逆側から叩いて出すが正解です。

メカボックスシャフトを先に出す、シャフトを逆から叩いてみる、熱した後冷めてから出す、とりあえず三つの方法を考えてみましたが、出来そうなところから試してみてください。

わたしもメカボックスのシャフトを抜くのに苦労したことはありますが、チャンバーユニットを固定してるシャフトが抜けなくて困った記憶がないので、正直どういう状況なのかよく分かりません。

ですが通常楽に抜ける部分が抜けないのですから、何かしら不具合が起こっているとみて間違いないと思います。

まずは今回お知らせした三つの方法を試していただいて、その結果をお知らせください。無事に出てくればいいですが、出てこないときはまた新しい方法を考えましょう。

南木

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管理人様
早速の返信ありがとうございます。
おっしゃる通りチャンバーユニットを固定しているトリガー上部のシャフトが抜けません。
他のwebサイトを見ても、押すか軽く叩く程度で抜けると書いてありますが、
1mmくらい動いた所で全く動かなくなり、叩いた感触も金属を直接叩いたような固い感触になってしまいます。
ご教示いただいた3つの方法を試してみましたが、結論から言うと何も変化ありませんでした。
メカボックスのピン4本を抜いた後、左から右へシャフトを叩く
シャフトを抜く向きを逆にして叩く（右から左へ）
はんだごてで熱して冷めた後、シャフトを叩く

左から右へ叩くと1mmくらい動いた後全くシャフトが先に進まなくなります。
右から左へ叩くと元の位置まで戻り、その後全く動かなくなります。

ハズレ個体だったのでしょうか・・・
どちらにしても買ってまだ10日程ですが傷だらけになってしまいました。

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Blackmoreさん、こんにちは。南木です。

三つの方法、ダメでしたか……。でしたら、次はハンマーで叩いて出す方法ではなく、じっくり圧力をかけて出す方法を試してみましょう。

もっとも簡単なのは、床にピンを押し出せる突起状の物体を置いて、その上に銃を添えて体重をかけて押し下げる方法です。

突起物が床の上に固定されているので、上から銃のフレームを押し下げると、突起物に押し出されてピンが出てくるやり方です。

ハンマーで強く叩くと銃が壊れますが、この方法ならゆっくりとピンだけに押し出す力を加えられるので、より強い力をピンに加えることが出来ます。

ただしこの方法、床に置く突起物が安定して無いと、フレームを押し下げたときに突起物が倒れてしまうことがあります。

全体重をかけてる状態で、それを支えている突起物が倒れると、自分もバランスを崩して転倒する危険があるので、簡単には倒れない安定した突起物を用意してください。

あと自分の体重を掛けるので、机の上ではなく床の上で行いましょう。また床が傷ついたり凹んだりしないよう、カッターマットか添え木を下に敷いて作業を行いましょう。


もしこの方法で出ない場合は、Cクランプを使う方法もあります。

Cクランプは物を固定するための道具ですが、ちょっと工夫してピンを押し出す万力の代りに使用します。

Cクランプで銃のフレームを左右から挟みます。クランプ下側には銃に傷が付かないよう厚ゴムを敷き、上にはピンを押し出す突起物を挟んで、クランプを締めてゆきます。

クランプが万力の役割を果たし、突起物に押されてピンが出てきます。ピンが出てくる下敷きのゴムには、あらかじめ電動ドリルかキリで下穴を空けておくとよいです。

この方法は体重をかけてピンを押し出すより安全ですが、道具をそろえないといけないので少しお金が掛かります。

あと突起物が細いとグラグラして安定性に欠け、正直作業はし辛いです。わたしが使ってるショートビットは、コケないように(倒れないように)バランスを取りながら作業をするのが大変です。

これらの方法は、昔の電動ハンドガンでメカボックスの固定ピンがどうしても抜けないときに利用してました。
＃昔は本当にメカボックスの固定ピンが固くて……。

文章の説明だけでは分かり難いと思いますので、一応参考までに写真を添えておきます。


あと「買ってまだ10日程」とのことですが、もし新品で購入されたのであればマルイに送ればピンを抜いてくれるか、もしくは新品と交換してもらえるかもしれません。

もし今回お知らせした方法でも抜けなければ、一度電話でマルイに相談してみられてはいかがでしょう。

購入店に相談してみるのも手ですが、お店によっては対応してもらえなかったりマルイにたらいまわしにされるので、相談するなら最初からマルイの方が無難かと思います。

自分で分解整備したいのに、その分解自体が出来ないという話で相談すれば、一度マルイに送ってくださいという話になると思います。

往復送料は無料になると思いますが、もしマルイで簡単に抜けてしまったら往復送料が自腹になるかもしれませんので、とりあえず自分に出来ることは試してから相談される方が良いかと思います。

それと前回書くの忘れてましたが(今回も忘れそうになりましたが)、シャフトにオイルは垂らして(吹いて・掛けて)ますよね？　銃の整備経験があるようなので、わざわざ書かなくてもオイルは掛けてるだろうと思い込んでましたが、もしオイルを掛け忘れてたらちゃんとピンにオイルを掛けて(ピン穴に垂らして)から作業をしてくださいね。

自分の経験上では、今回紹介した床とCクランプの方法で抜けなかったピンはないので大丈夫だと思うのですが、もしこれでも抜けなければマルイに相談してみてください。

あと床もCクランプも強い圧力をかけるので、ピンを押す突起物がズレて外れると勢いよく飛ぶか、自分が床に転がる危険があります。

突然ピンが抜けても、同じようにバランスを崩して倒れたり、Cクランプが外れて自分の足の上に落ちてきたりする危険もあります。

作業は怪我のないよう、ゆっくり・慎重に進めてください。

これで無事にシャフトが抜けますように！

南木

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