M93Rのノズルの標準位置
投稿日 | : 2012/10/09 23:41 |
投稿者 | : 腰痛リーダー |
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東京マルイM93Rについて質問です。
M93Rのノズルの位置は通常前進状態で止まっているのでしょうか?
私のM93Rはセミオートで打つと全後退した状態になっています。
フルオートで短く打つと前進した状態になりますが
セミオートで2〜3回打つと全後退した状態になります。
電拳様のHPの画像を拝見すると前進した状態に見えます。
何か原因があるのでしょうか?
是非御知恵を御貸しください。
Re: M93Rのノズルの標準位置
投稿日 | : 2012/10/10 01:21 |
投稿者 | : 南木 |
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腰痛リーダーさん、はじめまして。当サイトの管理人・南木と申します。
M93Rのノズル停止位置についてのご相談ですが、まず通常セミオートで撃った場合は、ノズルは少し後退した位置で止まります。決してノズル先端がチャンバーに入った状態で止まることはありませんので、腰痛リーダーさんのM93Rがノズルの後退した状態で止まっていても異常ではないのでご安心ください。
では、どうしてノズルが後退した位置で止まるのかというと、これはピストンの位置と関係しています。まずメカボックス内部のピストンは、少し後退した位置で止まっています。もしピストンが前進した状態で止まっていると、強いスプリングに押される力で、シリンダーヘッドのゴムとピストンヘッドが圧着してしまうからです。こうなると接着剤でくっつけたように固まってしまい、ピストンが動かなくなってしまいます。それを避けるために、ピストンは少し後退した位置で止まる訳です。
そしてピストンを引くセクターギアは、ピストンと一緒にタペットレバーも一緒に引き始めますので、ピストンを少し引いた状態ではタペットレバーも一緒に引かれた状態となります。このタペットレバーの先にノズルが付いているため、ノズルも一緒に引かれた(後退した)状態で止まる訳です。
ではどれくらい引かれた状態で止まるのかというと、これは銃の固体によって変わってきます。まずあまり引かれない状態としては、新しい銃や強力なスプリングを組み込んだ場合、ノズルはあまり後退しません。逆に古くなってスプリングが弱っていたり、バッテリー交換や配線チューン・軸受けのベアリング交換で連射速度の上がっている銃は、後退量が大きくなる傾向にあります。
現状では腰痛リーダーさんの銃の状態が分からないので、何が原因なのかまではわかりませんが、少なくともノズルが後退した状態で止まっているのは異常ではありませんので、それほど心配する必要はないと思います。
あとフルオートで撃つと、ピストンやノズルはトリガーから指を離した時点で止まることになります。このためどの位置で止まるかは、まったくのバラバラになります。ただ、ピストンを最後尾まで後退した状態で止めてしまい、そのまま長期間使わないで置いておくとスプリングが早く弱ってしまいます。逆にシリンダーヘッドとくっついた状態では、圧着してピストンが動かなくなる危険性があります。
このような状態にならないようにするためには、銃を使い終わった後はマガジンを抜いて、セミオートで一発撃つようにすれば大丈夫です。こうすればピストンは正常位置で止まりますし、チャンバーの中に弾が残ったままになるのも防ぐことが出来ます。
最後に、電拳のHP画像でノズルが前進したまま止まっている様に見えたとしたら、恐らくメカボックスの分解整備をした後に撮った写真なのかもしれません。メカボックスを開け閉めすると、ピストンやノズルは必ず前進したままで止まることになるからです(開け閉めした後、弾を撃つまでピストンは、セッティングした最前列の位置から動きませんから)。
以上が腰痛リーダーさんの質問に対する回答になりますが、もし分からない点(説明が分かりにくい点)などございましたら、お気軽に返信していただければと思います。
南木
Re: M93Rのノズルの標準位置