スコーピオン mod mのピストンが引けない
投稿日 | : 2018/06/11(Mon) 23:17 |
投稿者 | : ixsiid |
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はじめまして
ixsiidと申します。
件名の通りですが、スコーピオン mod mのピストンが引き切らなくなってしまいました。
メカボックスを取り出し、モーターに直接電気を流すと、タペットプレートが引っ込むのですが、
もう一押しというところでピストン(タペットプレート、ノズル)が止まり、弾が発射できない状態になってしまいました。
メカボックスを分解し、清掃・グリスアップを行いましたが症状が変わらず、
モーターとスプリングを交換しても変化がありません。
4月ごろに購入し、最初からリポバッテリーで利用していますが、
通算で200発も打ってない状態です。
メカボックスの分解は初めてでしたが、歯車の欠けなどもみあたりませんでした。
気になった点は、メカボックスのピストンレールに段差がある点とピストンのレール部に黒いあと(アルミとこすれたあと)がついているところです。
ただし、先述のようにメカボックスの分解は初めてであり、ピストンレールの段差は左右両方についていたため考えすぎかもとも感じています。
箱もレシートも捨ててしまってショップでの修理も期待できません。
何か見過ごしている点、故障が怪しい点などあったら教えてください。
Re: スコーピオン mod mのピストンが引けない
投稿日 | : 2018/06/11(Mon) 23:43 |
投稿者 | : ixsiid |
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タペットプレートが止まってしまう状態の写真と
分解したときの写真です。
他に試したこととして
1. シムをすべて外した状態で動かしてみる
結果変わらず
2. ピストン一式を外した状態で動かしてみる
タペットプレートは正常に前後に動く
になります。
Re: スコーピオン mod mのピストンが引けない
投稿日 | : 2018/06/12(Tue) 05:05 |
投稿者 | : 南木 |
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ixsiidさん、はじめまして。当サイトの管理人・南木と申します。
mod mのピストンが引き切らないとのことですので、恐らくトリガーを引くと「ウィ」という音とともに動作が止まってしまう状態だと思います。
内部動作で説明すると、モーター・ギアが回転してピストンを後退させようとするけれど、その途中で止まってしまう状態であると思います。
この原因には五つの可能性があります。
まずバッテリーが弱っている可能性。バッテリーが切れかけている状態、もしくは上手く充電できていなくて電圧が上がっていない状態のとき、このような症状が出ます。
複数のバッテリーがあれば違うバッテリーで試せるのですが、もしバッテリーがひとつしかない場合は友人のバッテリーを借りるか、お店で事情を話して店頭でバッテリーを借りるか、それも無理そうならテスターで電圧を測って調べてください。
もしバッテリーに異常があった場合、バッテリー本体ではなく充電器に異常が有る(上手く充電できない)可能性もあります。このため充電器も借りられるようであれば、一緒に借りて確認されることをお勧めします。
(リポバッテリーを扱うガンショップや模型店・ラジコンショップでも、充電を頼むことはできると思います)
次の可能性は、シム調整の際にシムを入れすぎて、メカボックスを閉じるとギアが左右から圧迫されて動かなくなっている可能性。シムをすべて抜いた状態でメカボックスを組み立てて動く場合は、シムが原因と考えられます。
次の可能性は、モーターが弱っているか、モーター位置調整が上手くできていない可能性。モーターを交換しても位置調整が上手くできていないと、スプリングを最後まで引けなくなります。このあたりも確認してみてください。
次の可能性は、スプリングが強すぎる可能性。強いスプリングに交換していたり、下駄を噛ませて(スペーサーを入れて)スプリングを強くしている場合、純正の状態に戻してください。これで動くようになるかもしれません。
最後に、ピストンやメカボックスが変形している可能性。ギアとシリンダーとメインスプリングを抜いた状態で、メカボックスを組み立ててください。シリンダーの無い状態なので、ピストンが見えると思います。このピストンを、指で前後に動かしてみてください。スムーズに前後に動けば良いのですが、もし動かない場合はピストン側面のレールをスムーズに動くようになるまでヤスリで削ってください。
あと可能性は低いですが、タペットがどこかに引っかかっている場合もあるかもしれません。ピストン・シリンダー・メインスプリング・モーターを抜いた状態でメカボックスを組み立ててください。この状態でシリンダー窓からセクターギアを指で回すと、ノズルが引っ込んだあと飛び出してくると思います。
もしセクターギアが途中で止まって指で回せなくなったら、タペットかギア・メカボックスのどこかに原因があるので探してください(どこかが当たって、ギアが回らない可能性が高いと思います)。
すでにスプリングとモーターは交換され、シム外しも行われているとのことなので、バッテリーや充電器あたりが怪しいのではないかと思いますが、もしかすると複数の原因が関係して不調になっているかもしれません。
まずはバッテリーや充電器を確認し、それらに異常が無いようであればもう一度メカボックス全体を見直してみてください。
写真を拝見させていただきましたが、見た限りでは異常な点は見受けられませんでした。またピストンレールの段差や黒いあと(グリス汚れ)も異常ではないので、この点はご安心ください。
思いつく限りの原因を書いてみましたが、もしこれらの見直しを行っても症状が改善しない場合は再度お知らせください。見直し時の状況を聞きながら、さらに原因を考えてみたいと思います。
南木
Re: スコーピオン mod mのピストンが引けない
投稿日 | : 2018/06/13(Wed) 22:42 |
投稿者 | : ixsiid |
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南木様
ご返信ありがとうございます。
まだまだ格闘中ですが、経過連絡です。
バッテリー
⇒ 動作確認用に東京マルイの7.2V 500mAhのマイクロバッテリーを用いています。
テスターで電圧を測ったところ約8Vあったので問題なし
シム調整
⇒ 全パターンとはいきませんが、各ギアの片側ずつ有り・無しを組み替えたが
有効な条件は見つからず。おそらく主な原因は別にあると予想
モーター位置
⇒ 調整用のイモネジを緩め、中くらい、強めの3パターンで試してみたが、ピストンの引きに影響は見えず
スプリング
⇒ もともと純正でずっと確認しているためいったん保留。最後の手段として1巻きカットなどをしてみます。
またモーターとスプリングを抜いた状態でピストンの動きをみていたら、
添付画像のあたりで極端に動きが"シブく"なることがわかりました。
スプリングない状態ならそのまま押し込めば動きますが、スプリングとこの"シブさ"の合算で動きが制限されているのではないかと今は考えています。
動きが渋くなる原因はまだ調査中ですが、一つ質問があります。
ボックスのハウジングの凸にピストンのレールの凹がかみ合って前後すると思いますが、
ある位置では凸の先端が凹の底面に当たっているのに対して
別の位置では凹の先端が凸の両サイドの底面に当たっているようです。
これはどちらの設定が正しいのでしょうか。
影響のほどはわかりませんが、どちらかの設定に合わせるように磨いて調整しようと思っています。
Re: スコーピオン mod mのピストンが引けない
投稿日 | : 2018/06/13(Wed) 23:29 |
投稿者 | : 万咲月太 |
リンク | : http://bansakutsukita.militaryblog.jp/ |
こんにちは。メカボのネジは適正なトルクで締めていますか?緩まないようにとギチギチに締めるとメカボが撓んで動きが渋くなりますよ。
Re: スコーピオン mod mのピストンが引けない
投稿日 | : 2018/06/15(Fri) 00:48 |
投稿者 | : 南木 |
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ixsiidさん、万咲月太さん、こんにちは。南木です。
バッテリーやシム・モーター関係は問題ないようですし、スプリングも純正とのことですので、やはりピストンが後退したときに動きが阻害されるシブさがあるという点に原因があるように思えますね。
(ギアも抜いてピストンだけ入れてメカボックスを閉じ、ピストンを指で後退させると途中でつっかえるなら確定です)
ピストンのサイドレールとメカボックスのレール、それぞれの凹凸がこすれてピストンの動きがシブくなってると思うのですが、基本的にはこの凹凸は擦れない(つっかえるほどの摩擦が発生しない)のが正しい状態です。
このためご質問のように、どちらに当たるのかが正しいという判断はできません。あえて正解を出すなら、たとえどちらに当たろうとも、ピストンがスムーズに動くなら、それが正解といえます。
このため、写真の位置でピストンがシブくなるようなら、まずはレールのどの部分がつっかえているか(摩擦が大きくなっているか)を確認し、そのつっかえている部分のピストン側を削ってください。
ピストン側を削るのは、亜鉛のメカボックスを削るより樹脂のピストンを削るほうが簡単だからです。
ピストン後部の一番出っ張っているレールが当たるのか、それともレールの中間くらいで出っ張っている部分が当たっているのか、それともピストンヘッドに近いレールのへこんでいる部分が当たるのか、これによって削る場所も異なるので注意深く場所を確認し、少しずつヤスリやカッターで削ってください。
(当たっている部分が一箇所ではなく複数の場合もあるので、一箇所を削りすぎないよう注意してください)
本来ならもうひとつメカボックスを用意して、メカボックスの左右やピストンを入れ替えながら比較して異常個所を探し出すのが一番良い方法なのですが、メカボックスを用意できない場合は上記の方法でピストン側を加工して合わせてください。
もし今後コン電を購入されることがあれば、そのときにメカボックスとピストンをつき合わせて異常個所を探ると良いと思います。
また万咲月太さん説明されているように、メカボックスを閉めすぎた場合に、ギアの動きがシブくなることがあります。シム調整をぎりぎりまで詰める際に、よく発生してしまいます。
ただ、メカボックスの異常・もしくはピストンの異常の場合は、適度に締め付けただけでも動きがシブくなると思いますので、その場合はやはりピストンを削って対処してください。
万咲月太さん、アドバイスありがとうございます。また何かお気づきの点がございましたら、お声がけよろしくお願いいたします。
南木