電拳Q&A掲示板

G18 分解後メカBOXの応答速度が低下

投稿日 : 2019/08/16(Fri) 20:19
投稿者 GMB
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初めまして、GMBと申します。
本日は以下の症状の解決に関しまして質問をさせて頂きたく、書き込みをさせて頂きました。

機種:東京マルイ電動G18C
不具合:トリガー操作に対するメカBOXの応答速度の著しい低下

発生の経緯
1:初速向上を狙ったクッション抜きダンパーピストンヘッド(凹面ヘッド)組み込み後、
最初の試射(空撃ち)時に、それ以前に比べトリガー操作から発射までが非常に長くなっていることに気が付く
(リポバッテリーから純正バッテリーにしたほどの差)
リポバッテリーを別のものに変えて試すも変化なし

2:試射、状況確認(初速80m程度。組み込み前比-5m→余剰グリス除去→初速84m程度へ回復)

3:ノーマルピストンヘッドへ復元→改善せず(初速80m程度へ低下→気密関連。焦点である応答速度の改善を優先し解決まで実射性能関連は無視)

4:再グリスアップ(東京マルイ純正赤・青)→改善せず

5:シム調整→改善せず(これ以前のシム状況は箱出し状態)

6:再グリスアップ(プログレスギアグリス)→改善せず

7:配線の引き直し(シリコン銀コード 18G)→改善せず

8:シム除去状態での動作状況観察→変化なし(良くも悪くもならない)

9:シム再調整、再グリスアップ(東京マルイ赤青)→改善せず

という経緯を経て現在に至ります。
メカBOXの動作について、どこかで何らかの負荷がかかっている、
あるいはモーターに何らかの損傷が生じたのではないかと推測しているのですが、
個人の範囲では完全に手詰まりとなってしまいまして、原因が全く分からず、
目的が不明なまま分解整備を繰り返すのも限界となってしまいました。

解決法につきまして、皆様のお知恵をお借りできれば幸いに思います。
宜しくお願い致します。


その他、正常稼働中の組み込み済みのカスタム内容は以下のようになります。
・TFGリング
・高効率配線(シリコン銀コード 18G)
・T字コネクタ化
・リポバッテリー(7.4v2200mAh)
・FET(XCORTECH XET304μ MosFET)
・ヒューズ
・フルシリンダー(ライラクス)
・パワースプリング(ライラクス)
・レーヴァテインG17タイプスライド(ライラクス)→伴いセミオート専用化
・ロングインナーバレル(ライラクス 167mm6.03)
(最大性能時 初速85.5m/16.5RPS 給弾関連の異常なし)
使用状況:新品(2019/5購入)実射撃2000発程度


余談:試射に伴い、ダンパーピストンヘッドに付属しているヘッドの回転防止(?)ピンが脱落し、銃口から発射されてしまう現象を確認しました。
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Re: G18 分解後メカBOXの応答速度が低下
投稿日 : 2019/08/17(Sat) 22:28
投稿者 南木
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 GMBさん、はじめまして。当サイトの管理人・南木と申します。

 ダンパーピストンヘッドの組み込み後、トリガーを引いてからの応答速度が低下してしまったという症状ですね。

 GMBさんの推察される通り、メカBOXの動作に負荷がかかっているか、もしくはモーターに何らかの損傷が生じたのではとわたしも推測します。

 ただし、すでにバッテリー交換やノーマルヘッドへの復元・シム調整・配線引き直しは試されていますので、それ以外での原因となると残りはモーターくらいしか思いつきません。

 モーターを交換すれば恐らく症状は改善するのではないかと思うのですが、気になったのが「最大性能時 初速85.5m/16.5RPS」という点。

 7.4v2200mAhのリポに配線交換やFETまで搭載すれば、メインがパワースプリングなら連射速度は20発/秒前後にまで上がると思うのです。間にヒューズが入っても、それが原因で大きく連射速度が下がることはないと思います。

 にもかかわらず不調になる前で16.5RPSだったとしたら、以前からモーターに負荷が掛かる状態だったのかもしれないですし、そうであるならモーターを新しくしてもまたモーター不調になる恐れがあるかもしれません。

 現状わたしが出来るアドバイスとしては、まずメカboxから全てのパーツ(モーターも含め)を取り出したうえで、ギア周り(ギアと軸受けとシム)のみを組み込んだ状態で組み立て。シム調整を行いメカboxをしっかり閉じて、スムーズにギアが回るか指で操作して確認。
#もしシムを入れてない状態で動きに抵抗があれば、原因はギアか軸受けかメカboxです。

 ギアがスムーズに回ったらモーターを組み込み、モーター位置調整を行う。ギアのスムーズな回転とモーター位置調整さえしっかり出来ていれば、動作に掛かる負荷は最小限で済むようになるはずです。

 位置調整が完了したら、すべてのパーツを組み込んで組み立て。これで「最大性能時 初速85.5m/16.5RPS」に戻れば良いのですが、それでも連射速度が遅い・もしくは反応が遅いと感じる場合は、後はモーターの交換しかないと思います。

 ただ、先ほども述べたように「最大性能時 初速85.5m/16.5RPS」という数値、7.4v2200mAhのリポを使っているならもう少し連射速度は速くても良いように思うので、この辺りはカスタム方法の違いや個体差もあるかもしれませんが、気にとめておいていただければと思います。

 せっかく詳しく銃の状態をお知らせいただいたのに、あまり有益なアドバイスが出来なくて申し訳ありません。ですが負荷の有無を調べる意味も兼ねて、まずはギア周りとモーター位置の確認を行ってみてください。もしかしたら、これで症状が直る・もしくは緩和できるかもしれません。

南木
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Re: G18 分解後メカBOXの応答速度が低下
投稿日 : 2019/08/18(Sun) 01:33
投稿者 GMB
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南木様

ご返信ありがとうございます。
基本的な原因に関しての推察は正しそうであるとのこと、少なからず安心を得ることができました。

つきまして、今になって直接要因になったかもしれない事故があったことを思い出しました。
ダンパーピストンヘッド組み込み時、シムの組み込み場所を誤っていることに気が付かず、
ギアロック状態で動作させようとしてしまったことがあります。

スライド、グリップのプレート、マガジンバンパー部以外の、いわゆる射撃機構部分が組み上がった状態で

・バッテリー接続、トリガーを1回引くが全く動かず→バッテリー交換し再度操作するも動作せず
 →何らかの不具合を確信し3度目のトリガー操作は行わずバッテリーを外す

・FET部を外し、バッテリーをモーターへ直結(コネクタを瞬間的に触れさせる)→動作せず
 …前後しますが、整備性を向上させるためにFETをモジュール化してありまして、配線は
 「バッテリー」、「ヒューズ+延長配線」、「FET基盤(電源線:T型コネクタ、信号線:BECコネクタ)」、
 「メカBOX(電源線:T型コネクタ、信号線:BECコネクタ)」に分割できるようになっています。
 ここで直結を試みたのはFET部の異常(ハンダ外れや断線など)を確認するためでした

・メカBOX確認→モーターにわずかに発熱(=通電はしていた)
 
・シムに思い当たり即再調整→動作を確認
 (この時点ではギアロックに動転、解消で安堵してしまい応答性の変化に気が付きませんでした)

この経緯がメカBOXのゆがみ、軸受けやギアの変形、モーターへの過負荷など何らかのダメージを
与えてしまったのかもしれません。
頂きましたアドバイスを試して、原因の特定にあたってみたいと思います。



かわりまして発射レートに関してですが、これにつきましては使用しているバッテリーが
保管容量、つまり1セル3.7程度の半充電状態なので額面通りの放電をしていないためではないかと
思います。
「最大性能」と書いておきながらベストコンディションでの計測ではないという矛盾した情報を
お知らせしてしまいました。
誠に申し訳ございません。

これは今回特別という訳ではなく、使用するバッテリーは常に保管容量で、実射スコアはすべて
この状態のバッテリー使用環境で計測したものになります。

実は今回問題が起きてしまったG18には、ピストンヘッド、インナーバレル長、
スライドカバー(にともなうセレクター機構の有無)以外が完全に同じ双子または兄弟にあたる
同型機材が存在しておりまして、こちらの兄弟機材(バレル長 約140mm6.03)の現在のスコアは
平均初速81.5、17.4RPSとなっており、メカBOXの応答は期待どおりに素早く、セミにおきましては
ガスガン並みは言いすぎですが「ピストンを巻き上げている感」がほとんどないような、良好な状態で
動作しています。
ダンパーピストンヘッド組み込み作業前は今回問題が起きてしまった機材も同様に良好な状態にありました。

両機材の箱出し(+変換コネクタ+リポバッテリー)のスコアが平均初速68、19.7RPSであったことを思いますと、
このロットのG18…つまり外見ではG18シルバースライドモデル、内部では逆転防止ラッチが
HK45と同じ新型になっているものの性能としては、この動作環境においての発射レートは
順当なものなのではないか、と考えております。
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Re: G18 分解後メカBOXの応答速度が低下
投稿日 : 2019/08/18(Sun) 22:25
投稿者 南木
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 GMBさん、こんにちは。南木です。

 ギアをロックさせた状態でトリガーを引いて(通電させて)しまったとなると、もしかしたらこのことが不調の原因かもしれませんね。

 スタンダード電動であればちょっと位の無茶は許容されますが、電動ハンドガン・コンパクトマシンガンではそのちょっとが命取りになることがあります。
#とにかくセッティングがシビアで、磨耗や衝撃にも弱いので。

 特に一見普通に動いている状態で、わずかに連射速度や初速が下がったりといった不具合は、かなりの確率で見逃しがちです。

 その点、ちゃんとトリガーの反応が悪いことに気が付かれたGMBさんは、とても注意力に優れていると思います。

 現状ではどこが原因になっているのか分かりませんが、根気強く調査を行っていただければと思います。

 また連射速度に関しても、追加の説明ありがとうございます。平均初速68で19.7RPSなら順当かと思いますので、連射速度に関する備考についてはお忘れください。

 それでは無事に問題が解決することを祈っております。

南木
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Re: G18 分解後メカBOXの応答速度が低下
投稿日 : 2019/08/24(Sat) 05:55
投稿者 GMB
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南木様

お世話になっております。GMBです。
その後、症状の改善が見られましたので、御礼とご報告に参りました。

まずは、解決へ手引きをしていただき、本当にありがとうございます。
現状は気密やパーツ整合等、整備の不足から初速こそ79〜83程度と不安定ですが、
メカBOXの応答速度は従前のレベルに復旧することができました。


原因につきましてですが、残念ながら完全な特定には至りませんでした。
確認された異常が複数あり、どれかが起点となって連鎖的に発生したものなのか、同時期に発生してしまったものなのかが不明なためです。
ただやはり心当たりは私の組み込みミスくらいのものですので、これが根源で発生したのは間違いない、と反省しております。


恥ずかしながら「正常な状態」を見たことがなかったため検索した動画を比較材料に、頂きましたアドバイスに沿ってギアのみの空転を確認しました。
あまりよく回っていないような印象をうけたため、ギア一枚ごとに観察したところ
以前にシムを入れ間違ったギアが奇妙な回り方をする(メカBOXを横向きにして回しているのに不規則に上下に動く)のを確認、
そのギアまわりをもう少し調べて回った結果、シム、軸受け、そしてメカBOXのフレームそのものに若干の変形を発見。
変形箇所の部品のみを兄弟機材のものに一時的に置き換えてみたところ、症状が完全に回復することを確認しました。

それぞれ単体では平面上に置いてみないとわからない、グリスや照明の具合で隠れてしまうような異常で、
実際取り出したメカBOXにギアとモーターだけの状態であればリポバッテリーのパワーで問題なく回せてしまうのですが、
これら不具合が一点に集中した状態で、タイトなロアフレームにややオーバーサイズの高効率線が発生させる圧、
グリップにかかるわずかの握力などの積み重ねがピストンを引くという大仕事になると無視できない抵抗を発生させていた、
というのが今回の現象だと推察しております。

部品単位での工作修正は可能かもしれませんが、繊細な機材であることを鑑みて、全交換とすることに致しました。
現在は部品の到着を待つばかりとなります。


この度は大変お世話になりました。
重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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Re: G18 分解後メカBOXの応答速度が低下
投稿日 : 2019/08/24(Sat) 23:09
投稿者 南木
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 GMBさん、こんにちは。南木です。

 まずは原因の追究と対策が行えたようで、安心いたしました。

 今回のような一見するだけではどこに原因があるのか分からないような不調は、原因の特定が難しかったと思います。正常に見える(見えたしまう)パーツは、そこに不具合が潜んでいるとはなかなか気がつきませんからね。

 特に複数の要因が絡むような症状になると、問題の解決も飛躍的に難しくなりますからね。ここはパーツ単位での修正ではなく全交換を選択されたのも、正しい判断かと思います。

 難しい症状ではありましたが、なんとか改善へと至ることが出来そうで本当に良かったです。

 また何かありましたら(本当は無い方が良いのですが)、お気軽にお声掛けください。

南木
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