モーターの配線端子が折れた際の修復法(ハンダ付け)
投稿日 | : 2022/11/11(Fri) 16:21 |
投稿者 | : はんだ付け苦手の人 |
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モーターの端子を追ってしまいました。
端子が折れててもはんだを盛れば復活可能と別の方のブログから管理人様を知り端子の修復方法についてお聞きしたく思います。
どのあたりにどのくらい盛るといった内容や盛るときのコツを教えていただけますと幸いです。
過去ログは確認しましたが発見できませんでした。
もし、過去ログやブログ等がございましたらそちらのリンクを張っていただけますと幸いです。
Re: モーターの配線端子が折れた際の修復法(ハンダ付け)
投稿日 | : 2022/11/11(Fri) 23:11 |
投稿者 | : 南木 |
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はんだ付け苦手の人さん、こんにちは。当サイトの管理人・南木です。
タイトルが「MP7のモーター端子の修理についての質問」となっていましたが、おそらくモーターの配線端子が折れた際の修復法(ハンダ付け)についてお尋ねと思い、タイトルを変更させていただきました。
もしご質問の意図を正確に読み取れていなかった場合は、お手数ですが再度お知らせ下さい。
それではモーターの配線端子が折れた際の修復法についてですが、おそらく端子を折ってしまったというのは下写真のような状態だと思います。
写真の赤矢印部分には本来タブ(配線をハンダ付けする耳の部分)が付いてるはずなのですが、折れて配線側に持って行かれてしまうと、写真のような状態になってしまいます。
こうなると、もう配線をハンダ付けするのは無理なように見えますが、この状態からでも配線をハンダ付けすることは可能です。
まず赤矢印の部分には、折れたタブ(配線端子)の根元がわずかに見えると思います。折れ方にもよりますが、ハンダが残っている場合は銀色に、ハンダが乗っていない根元から折れた場合は金色に、タブの根元がわずかに見えるはずです。
このわずかに見える部分にハンダを乗せれば(付ければ)、配線のハンダとくっつけることが可能になります。いきなり折れた端子の根元に配線をハンダ付けするのではなく、まず折れた根元にハンダのみを少量でよいので先に付けます(予備ハンダといいます)。こうすることで、折れた端子の根元に配線をハンダ付けしやすくする訳です(ハンダとハンダはくっつこうとする性質があるので、根元にハンダが乗っていると付きやすくなるのです)。
折れたタブの金属部分は、露出してる面積が非常に少ないため、ハンダを乗せるのが非常に難しいですが、この辺りは慣れていただくしかありません。乗せるハンダは、わずかで大丈夫です(1〜2mmほどの半球状になればOK)。
もしどうしても無理なようであれば、タブの根元をわずかにカッターなどで掘り返し、端子の露出面積を増やすのも良いかもしれません。ただし大きく掘り返すと端子自体が取れてしまうので掘り返す場合は片面のみ深さは1mm以下に抑える方がよいでしょう。
ハンダ付け方に関しては、ネットに様々な情報が転がっているので、そうした情報を元に練習したうえで、本番に臨めば失敗しないと思います。
電ハン・コン電のモーターは配線端子が折れやすいですが、折れても修復は可能ですし、再接合した配線もしっかりモーターに付いてくれる(簡単には取れない)ので、ぜひハンダ付けによる修復を試していただきたいです。
南木
Re: モーターの配線端子が折れた際の修復法(ハンダ付け)