G18C給弾不良 ノズル初めてのパターン
投稿日 | : 2024/08/29(Thu) 14:04 |
投稿者 | : Ryo |
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初めまして、とても有益で膨大なデータの電拳様いつも大変大変参考にさせていただいております。
さてこの度G18Cが給弾不良を起こしてしまい、いつものセクター、バー、カム、ノズルを点検しましたが、異常が発見されず念のため交換してみたところ症状が改善されてしまい腑に落ちないのでマイクロメーターで新品と比べてみましたがほとんど差はありませんでした。
意地になって原因を突き止めようとノズルの動きと給弾口をハイスピード撮影で比べていたところ、古いほうはなんとノズルのカムで引かれる羽の部分が引き切ったあたりで抵抗に負けてかなり反っているのを発見しました。
プラなので普通は劣化すると硬化してしまいそうなものですが最近の猛暑で柔らかくなっていたのか劣化から来る強度低下なのかイマイチ腑に落ちない結果となってしまいました。
対策は新品交換だとは思うのですが、ロットによる材質の違いや、このようなことを経験や聞いたことはありますでしょうか?
Re: G18C給弾不良 ノズル初めてのパターン
投稿日 | : 2024/08/29(Thu) 14:30 |
投稿者 | : Ryo |
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そして今パーツのストックがなくなったので補充しようと電話したところ、シリンダーヘッド、ノズルバー、カム、ノズル その他細かいパーツがほぼ在庫がありませんでした。入荷も未定でもう入手が不可能になっている状態でした。ご参考までに。
Re: G18C給弾不良 ノズル初めてのパターン
投稿日 | : 2024/08/30(Fri) 02:09 |
投稿者 | : 南木 |
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Ryoさん、はじめまして。当サイトの管理人・南木です。
ノズルのカムで引かれる羽(横の耳の部分ではなく、お尻のしっぽ部分ですよね?)が引き切ったあたりで抵抗に負けて反っているとのこと、教えていただきましてありがとうございます。
この部分はある程度反ることが織り込み済みの部分なのですが、設計で考慮されていた以上に反ってしまい、それが原因で給弾不良となってしまったのでしょうか。
新品より古い部品で反りが大きい理由は、いくつか考えられます。まずは、反る癖がついてしまったこと。純正バッテリーでセミのみの使用であればそうではないですが、フルオートを多用している場合、もしくはリポで運用している場合はフル・セミ関係なく、ノズルが引かれた状態で止まることが多いです。
長くノズルが反っている状態が続くと、その状態が癖となり反りやすくなるのではないかと予測します。
他にはオイルやグリスがついて曲がりやすくなったとか、経年劣化で強度が下がったとか、たまたま曲がりやすい個体だったとか。
今使っているノズルが今後どのように曲がりやすくなるか・ならないか調べれば、もしかすると理由を絞り込む助けになるかもしれませんね。
ノズルの反りですが、コードカバー(銃を分解するとき最初に外す、HOPやメカボックス上部・配線を隠すためのカバー)の内側に滑りやすい素材の詰め物を内側天板に付けて、ノズルが反って尻上がりになるようなら上から押さえるような仕組みを作れば、もしかしたら羽の部分の反りも抑えられるようになるかもしれません。
#ノズル本体を上から押さえれば、羽の部分の反りも上からの圧力で低減できるかも。
もし古いノズルが捨てられずに手元の残っていれば、一度試されてはいかがでしょう?
#もちろん成功するかは未知数ですが。
ロットによる材質の違いについてですが、聞かれているのは「ロットでそんなに違いがでるのか?」ということだと思いますが、普段はそんな違いは出ないが、こっそり何かが変わってるということは長い目で見ればありえます。
マルイの部品は、主に下請けの金属加工会社や樹脂成型会社で作られます。これらの会社はずっと同じではなく、より安く作ってくれる会社へと変わることがあります。会社が変われば、見た目は同じでも微妙に異なる製品に仕上がります。
また同じ会社でも、機械が変われば、人が変われば、原材料が変われば、出来上がる製品も変わってきます。同じ金型を使っていれば、金型の劣化で違いが出てくることもあるし、金型を新調すればそれが原因で変わることもあります。
1〜2年という短いスパンで見れば同じでも、10〜20年前と比べれば何かしら違ってくるのは当たり前と考えた方がよいと思います。
ただ、たまたま何かが変わった瞬間に出くわすのでもなければ、ロットの差ではなく個体差と考えた方がよいかもしれません。マルイの検品体制も、昔に比べれば悪い方向に変わってきてますので、不良品に当たる確率もそれだけ大きいと思いますので。
G18Cの部品注文用の在庫が払底しているとのこと、お知らせいただきましてありがとうございます。
G18Cは電動ガンの中でも人気商品なので、通常は半年から1年で再版されるのですが、昨年の春以降から一年以上も再版されていない状態が続いています。
G18Cの再版が無い → G18Cの部品を作らない → 部品注文用の在庫が払底している、という悪循環になっているようです。
人気商品のはずのG18Cが再版されない理由は、トリガーシャフトが太すぎて抜けない・銃の分解が出来ない問題が関係しているのかもしれません。トリガーシャフトの径が変わって、ピンが抜けないほどガチガチに固まり、銃の分解が出来なくなった問題です。
#これも金属加工会社が変わった・もしくは同じ会社でも内部に変更があったためでしょう。
マルイは説明書にもパーツリストを載せて、ユーザーが分解・整備・修理することを推奨しているのに、分解できない銃を発売したらそりゃ問題になります。
#しかも径が変わってるのに、「これで正常です」なんてマルイは言い出すし……。
マルイとしては、径の異なるシャフトを大量納品しちゃったから、なんとかこの不良品をユーザーに押し付けようとしたのでしょう。とことがユーザーの不評を買ったので、G18Cの再版を停止しているのが現状ではないかと予想します(あくまで予想です)。
ここからは、さらなる妄想ですが……。
マルイは今後アフターサービス部を縮小するために、部品の取り寄せ・発送を停止しようと計画。その第一段階として、分解のできない製品を発売したらユーザーはどのような反応を示すか、そのテストケースとしてG18Cが選ばれたのかもしれません。
#分解できなければ、部品の交換もできず、ひいては部品の注文も来ないからサービス部を縮小できる。
サービス部縮小のために分解できない銃を販売したというのは考えすぎかもしれませんが、格安の中華銃のためにマルイが苦境にあるのは間違いありません。経費削減のために、マルイが悪い方向に変わっていくとしても不思議はありません。
#現に中華登場以降、マルイの組み立て品質は明らかに下がってますし。
最後は少し脱線してしまいましたが、ご質問には適切な回答が出来ていたでしょうか? ちょっと暴走しすぎたかもしれませんので、もし質問に適切な回答が出来てない場所があればお知らせください。
南木
Re: G18C給弾不良 ノズル初めてのパターン
投稿日 | : 2024/08/30(Fri) 09:28 |
投稿者 | : Ryo |
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ご返答ありがとうございます!
確かに高効率配線+リポ化していて少し引かれた状態で止まっているため負担はかかっていそうです。
ノズルが潰れる形でハネが反っているため対策方法、もしくは3Dプリンターでの製作等少し考えてみます!
マルイの内部事情も詳しくありがとうございます、どこも入荷していないのはそのような事情も考えられるのですね、確かに最近は利幅が大きそうな商品展開が目立ちます。電話対応も在庫がないのでどうしようもないと言うアフターサービスの縮小を感じさせるものでした…。
海外勢の高性能化、材料高騰等で厳しい状況なのはわかりますがリペアパーツがないと直しながら使ってきた銃の余命宣告を受けたような気分ですね…