ヒューズにスイッチ、抵抗の元は色々 |
おまけ:電圧と電流と抵抗と
今回の実験の原理について、再度説明を加えておきたいと思います。
まず電気の基本は、電圧・電流・抵抗の三つにあります。電圧とはバッテリーの持つ電気の力の強さのことです。電流とはどれだけたくさんの力(電圧)を流すことが出来るかを表します。高い電圧を多く流すことが出きれば、モーターも速く回る。これがバッテリー交換の原理です。
しかし電気を通す素材には、流れを邪魔する抵抗が入っており、抵抗が多い素材ほど電気は流れ難くなります。そこで抵抗の少ない配線で電気の |
流れを良くし、モーターの回転を上げる。これが配線交換の原理です。
つまりモーターの回転を速くするには、抵抗を減らせば良いということです。この原理さえ分かれば、さらに応用を効かせることも出来ます。
例えば、バッテリーを繋ぐコネクターを、より伝導率の高いものと交換する。スイッチをFETに交換して、抵抗を下げる。バッテリーを、より放電効率の高いリポと交換する。いろいろな対策が取れますよね。
どうして性能が上がるのか(もしくは下がるのか)を正しく理解すれば、さらにカスタムの幅は広がります。また誤った用法による性能低下を防ぐことも出来ます。カスタムは正しい理解で性能Upを目指しましょう! |
抵抗削減にはコネクター選択も重要に |
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