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電拳カスタム 電動ハンドガンのボアアップシリンダー 電拳カスタム 電動ハンドガンのボアアップシリンダーとパスカルの原理 電拳カスタム メカボックスを破壊する強化スプリング
番外7.シリンダー容量の増加
 さらにシリンダー容量を増やし、より多くの圧縮空気で弾を押し出せば、初速はより高くなる? 実際に試してみました。
 上写真のボアアップシリンダーとパワースプリングの組み合わせで、初速を約98m/sまでアップさせることに成功。
 ただし、この初速を維持出来たのは、最初の十発ほどのみ。慣らしのために撃ち続けると、残念ながら初速は89m/s前後まで下がってしまいました。
番外8.初速とパスカルの原理
 初速がすぐに下がった理由は単純で、スプリングの力が弱すぎたためです。
 シリンダー直径を広げると、その分だけピストンが前進するときに受ける抵抗も大きくなります。スプリングの力がこの抵抗より強ければ、初速はアップします。
 ところがヘタりが早いパワースプリングでは、この強い抵抗に長く抗うことが出来ません。結局抵抗の力に負けてしまい、初速は大幅に下がってしまった訳です。
番外9.論理的な思考を基に
 もちろん強いスプリングを入れれば、抵抗に打ち勝ち初速を上げることはできます。ですが確実にメカボックスが割れるため、実用は不可能でしょう。
 シリンダー容量が増えれば、初速も高まる。これは一面で事実ですが、すべてに通じる真理ではありません。電動ハンドガンのカスタムを行う際は、論理的な思考を基に検証を繰り返し、確実なカスタムを行えるようにしましょう。
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