番外1.条件の厳しい減径カスタム
今回紹介した減径シリンダーカスタム、実は一番最初に紹介されたのは、月刊アームズ誌の2005年10月・11月号でした。
しかし雑誌で紹介された直後から、「効果がない」「初速が下がる」といった声がネット上に溢れ、今ではArms誌の中でも「なかったこと」にされている幻のカスタムです。
ではどうしてArms誌で紹介された減径カスタムは効果がないと言われるのか、追加の説明を行いたいと思います。 |
番外2.ルーズバレルでは効果なし
実は減径シリンダーを利用する際、タイトなバレルを組み合わせないと初速は上がりません。これはルーズなバレルだと、シリンダーを減径することで強まった圧縮空気の力が、弾とバレルの隙間から漏れてしまうためです(上表TNバレル参照)。
強化スプリングを使うときも、空気漏れの少ないタイトバレルで初速が上がるように、減径シリンダーを利用する際もタイトバレルの方が高い効果を発揮するのです。 |
番外3.加速シリンダーは効果なし
短い01バレルを搭載した際、減径シリンダーでは加速スリットがあると初速は下がりました。これは減径によってピストンに十分な加速が付いているためで、ルーズバレルよりタイトバレルで初速が高まる結果とも合致します。
ところがアームズ誌では、空気の漏れやすいノーマル(ルーズ)バレルと容量の少ない加速シリンダーでカスタムを行ったため、効果が出難いカスタムとなりました。 |