USPのインナーバレル固定方法について
投稿日 | : 2012/11/05 10:35 |
投稿者 | : 須田白金 |
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皆様はじめまして、須田とお申します。
南木様にはいつもお世話になっております。
さて表題の件なのですが、こちらの電拳さんを参考にしてUSPのロングバレル化を行いました。
カスタムした個所はPDI製のフルシリンダーにし、KM企画製のG18C用200mmインナーバレルに交換を行い、スプリングに下駄をかましました。
その他はすべてノーマルです。
ここで問題が発生しまして、インナーバレル径が小さくなったのかチャンバーのかみ合わせがよろしくないのです。
マズルから飛び出たインナーバレルを指でひねると、くるりと回ってしまってしまいます。
対策としてアウターバレルとインナーバレルを両面テープで固定しましたが、初速は72ほどで根本的な解決には至っておりません。
チャンバーとパッキンはノーマルですのでKM企画製に交換と解決するのでしょうか。
また別の解決案、妙案がありましたらコメントをお願いいたします。
Re: USPのインナーバレル固定方法について
投稿日 | : 2012/11/06 01:53 |
投稿者 | : 南木 |
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須田白金さん、はじめまして。当サイトの管理人・南木です。いつも電拳をご利用いただき、ありがとうございます。
まずバレルが回ってしまうとのことですが、バレルにバレルロックリングはちゃんと付いていますか? バレルロックリングは、内部に突起が付いていて、バレルが回るのを防止してくれるパーツです。TNバレルにHOPパッキンとバレルロックリングの付いた写真を載せておきますので、お手持ちのUSPで確認してみてください。
このパーツが付いていない場合、バレルがくるくる回ってしまうのですが、バレルロックリングの突起が磨耗して磨り減っていた場合でも、やはりくるくる回ってしまいます。もしバレルロックリングが付いているのにくるくる回る場合は、内部の突起がちゃんとあるか確認してください。もし磨り減っていたら、交換が必要です。
万が一、バレルロックリングの突起が磨耗していないにもかかわらず、バレルがくるくる回る場合は、KM企画の200mmインナーバレルの外径に異常があるかもしれません。この場合はバレル自体に異常があるので、購入店かメーカーに問い合わせて交換してもらうしかありません。
ちなみに、ノーマルバレルに戻してもくるくる回る場合は、200mmインナーバレルは正常です。ノーマル・200mm両方回る場合は、バレルロックリングの異常です。
次に初速の件ですが、わたしの手持ちのノーマルUSPにG18C用200mmインナーバレルを取り付けたところ、初速は72m/sありました(適正HOPでの値)。加速シリンダーを搭載したノーマルUSPでもこの初速ですから、フルシリンダー+スプリングに下駄なら、適正HOPでもっと初速は上がるはずです(HOPなしなら、さらに上がるはずです)。
200mmバレルもバレルロックリングも正常であると仮定すると、気密の確保に失敗している可能性が高いです。シリンダー交換した際には、ちゃんとシリンダー内に新しいグリスを塗りましたか? ノズル周りのグリスが手について、減ったりしませんでしたか? もしグリスについて何もしていなければ、グリスアップを行えば初速はアップすると思います。
またシリンダー交換の際にグリスアップも行っていた場合、内部のグリスが漏れてきている可能性もあります。余分なグリスが抜けるまで、初速は安定しませんので、安定するまで撃つ&バレル清掃を繰り返してみてください。
グリスアップした際に、マルイ純正以外のグリスを使った場合は、定着性が悪くてすぐにはがれてしまい、気密の確保に失敗することがあります。この場合は別のグリスを使って洗浄&グリスアップをやり直さなければいけません。
現状、気密の確保が失敗していると思うのですが、グリスについて何も書かれていないので、正確な判断が出来ません。グリスと気密について教えていただければ、より正確な解答が出来るかと思います(200mmバレルかバレルロックリングに異常があれば、また話は変わりますが)。
南木