7.調整を楽にする方法
調整ネジを回す範囲は結構広く、初めての調整だと難しく感じるかもしれません。
そこでモーターや軸受けを交換する際と、旧ラッチを交換する際に、調整が楽になる小技を紹介しましょう。
旧逆転防止ラッチの交換には、まず→印のネジ3本と一緒にモーターホルダーを取り外します。次に→印のネジを回してモーターの固定を緩めるのですが、このときにちょっとした工夫をします。 |
8.モーターを少しだけ浮かせる
→印のネジを回す際、正確に3回左へ回します。それからピニオンギアを持ち上げると、ベベルギアとの間に隙間が出来て、ベベルギアが取り出せるようになります。
ラッチを交換したら、シムとベベルギアをセットしてピニオンを元の位置に戻し、今度は→印のネジを3回右へ回します。
これでモーター位置がほぼ元に戻るので、あとは位置調整をする際に、調整ネジを少し右か左に回すだけで済みます。 |
9.モーター・軸受け交換の場合
最適位置がどこか分からない状態で調整ネジを回すのは難しいですが、おおよその最適位置が分かっていれば、正しい最適位置に直すのは難しくはありません。
軸受けやモーター交換の場合、調整ネジを4回まわせばモーターの取り外しもできるので、同じ手法が使えます。
4回左に回してモーターを抜き、セットする時は4回右に回す。あとは細かな位置調整(少し右か左に回す)だけで済みます。 |