10.タブ(金属板)の切り離し
それでは、純正の配線とコネクターを利用した方法での説明を続けます。
バッテリーのセルを二本一組で切り離した次は、端子に残っているタブ(金属板)の切れ端を、ニッパーで切り取る作業です。
上写真左のセルが、切れ端の残った状態。中央のセルが、切断した状態です。通常はここまでで結構です。もしタブの残りも外す(上写真右セル)場合は、強く引っ張るとセル端子まで引っ張られて膨らむので、こじるようにして切って下さい。
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11.端子部分を荒らします
余分な切れ端を切り離したら、次は端子部分を凸凹にヤスリで荒らします。
バッテリー端子は、はんだが付き難いので、端子に凹凸を付ける(荒らす)ことではんだの付きを良くし、剥がれ難くします。
上写真では、左拡大図がタブを取った直後、中央がタブの残り跡を削った後、右側がさらに周りを削った後です。周りのテーピングは、削ったカスが隙間に入らないように貼っています。削るのは丸棒ヤスリの先端で擦るように(あればリューターで)。
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12.バッテリーバーの作成
先ほどの続きですが、端子を平ヤスリで削るとセルを包む皮膜まで破いてしまうので、絶対に平ヤスリは使わないで下さい。
端子の荒らしが終われば、次はセルとセルを繋ぐバッテリーバー(タブ)の作成です。市販のバッテリーバーは厚すぎて使えないので、銅板を切断して自作します。
用意するのは、0.3mm厚の銅板。これを金切り鋏で切ります。銅は柔らかいので、百均のキッチンハサミでも切れます。銅板を切るサイズは、5x22mmです。 |