1.スイッチの摩耗と炭化予防対策
電動ガンはトリガーでスイッチのOn/Offを切り替え、射撃を制御しています。
ところがスイッチのOnとOffを何度も繰り返し行うと、スイッチ端子が徐々に摩耗・炭化して電気の流れが悪くなり、最悪の場合は電気が流れなくなります。
そこで今回は、スイッチの摩耗・炭化を防ぐ予防対策と、焼損したスイッチへの対処法について説明したいと思います。
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2.接点グリスによる摩耗予防
まず最初に行いたい予防対策は、接点グリスの塗布です。接点グリスとは、金属面の潤滑とリーク防止・防水・防錆に効果のある特殊グリスです。これをスイッチ表面の金属端子に厚めに塗ることで、摩耗や炭化を遅らせることが出来ます。
ただ、接点グリスは定期的な塗り直しが必要な上、効果も限定的。このため、SBDとの併用が望ましいです。
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3.SBDによる摩耗・炭化予防
接点グリスと併用すると、高い摩耗・炭化予防効果を発揮してくれるのがSBDです。
SBDとは、逆起電流によるスイッチへの負担を軽減する電子部品で、モーター端子にハンダで取り付けて使用します。
ハンダこては千円くらいで購入できますし、ガンショップでは取り付け依頼もできます。スイッチの摩耗予防には、ぜひ高い効果を発揮するSBDの搭載を。
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