電拳グリス定着性による電動ガンの初速比較

実験結果：定着性が悪いとすぐにグリスは剥がれ始める
　前回の実験の後、メカボックスのスプリング部分に底上げ用のゴムを入れ、初速が上がっています。そのため前回計測した数値より全体的に高めの初速が記録されている点、ご注意ください(今後の実験も同様)。
　それでは実験結果ですが、表の一番上はノズル周りにグリスを塗った直後(HOP調整と慣らしのため20発ほど撃った後)の初速で、一番高い数値が記録されています。ところが150発・300発・500発と撃ち続けると初速は下がり続け、最初と比べ4.1m/sもの下落となりました。
　この結果から、定着性の悪いグリスはすぐに、しかも一度に剥がれ落ちるのではなく徐々に剥がれ落ち、そして500発という短い発射期間でほとんどのグリスが剥がれ落ちてしまうことが分かりました。

射撃回数	1発目	2発目	3発目	4発目	5発目	6発目	7発目	8発目	9発目	10発目	最大初速	最小初速	初速差	平均初速	下落幅
20発発射後	68.5	68.2	69.1	68.5	68.5	68.7	68.0	68.6	68.7	68.8	69.1	68.0	1.1	68.6	0
150発発射後	67.2	67.3	66.6	66.6	66.9	66.5	66.1	67.1	67.5	66.9	67.5	66.1	1.4	66.9	-1.7
300発発射後	66.5	65.3	66.4	66.1	65.3	66.7	66.4	65.9	66.2	66.6	66.7	65.3	1.4	66.1	-2.5
500発発射後	64.9	65.1	64.4	64.5	64.0	63.8	64.2	65.0	64.5	64.9	65.1	63.8	1.3	64.5	-4.1

初速の単位:m/s 気温:16度使用弾:マルイ純正0.2ｇ HOP調整:適正HOP バッテリー:充電直後改造ポイント:スプリング底上げ

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