13.セクターギアの加工
電ハン用とコン電用では、ノズルを動かす突起の位置が異なるため、そのままではコン電用のセクターギアを電ハンで使用することは出来ません。
そこで余分な突起を削り取り、また突起のない場所には2mmの穴を開けて金属シャフトを差し込むことで突起を新設します。
この加工を行えば、コン電のセクターギアを電ハンでも使用できるようになります。 |
14.ピストンの動作チェック
ピストンとセクターギアをメカボックスに仮組みして、動きを確認します(スパーギア二枚とスプリングは抜いておきます)。
セクターギアを指で回すと、ピストンがベベルギアと接触し、上写真の位置で止まります。そこでピストンの歯(接触部分)を削り、ギアが最後まで回るようにします。ピストンの歯は削りすぎると折れるため、少し削っては確認を繰り返しながら、必要最低限の切削でギアが回るようにします。 |
15.気密性の確認
最後にシリンダーとピストンヘッドにグリスを塗って、気密の確認をします。
シリンダーの片側を手の平で塞ぎ、空いたもう一方にピストンを差し込み何度も動かします。ピストンを外に引くことは出来ても、奥に押し込むことは出来なくなれば、気密が取れてカスタム成功です。
まったく動かない場合、Oリングの遊びが少なすぎです。逆に前後に普通に動いてしまうと、気密の確保に失敗しています。 |