10.メカボックスの軸穴もチェック
他にギアが軽く回らない場合、メカボックスの軸受け穴にバリが残っている(ベアリングが奥まで入らない)のが原因のことも。
穴の外側にバリが残っている場合は、軸受け穴にカッターの刃先を立てて入れ、外周に沿ってぐるりと一周させると、きれいにバリを剃り落とすことが可能です。
内側のフランジ部分にバリがある時も、カッターの刃先でこそぎ落とすことができます(力を入れると刃が折れるので注意)。 |
11.それでも回らない場合
ギアや軸受け穴を確認したけど、それでも固くて回らない場合、回る場所のベアリングと入れ替えてみましょう(左右とも)。
もし個体差が原因で回らない場合、場所を変えることで回ることもあります。
それでも回らない場合は、回らないギアの軸受けのみ、片方だけ(それでも固ければ両方ともに)純正軸受けに戻しましょう。最悪でも純正軸受けならば、軽く回るようになるはずです。 |
12.モーター位置とシムの調整
ベアリングを上手く組み込めたら、純正軸受けの時と軸の高さが変わるので、シム調整とモーター位置調整を行いましょう。
なおベアリングに交換した後は、最初から付属している純正シムは使用しないでください。サイズが大きすぎて、ベアリングの外径と内径に接触し回転を妨げる可能性があるからです。
ベアリングのシム調整には、必ず2.5mm径のシムを使って調整してください。 |