31.レスポンスに変化なし?
調整完了したトリガーのレスポンスが、表上側のPあり(プリコック機能あり)です。
初弾の反応は0.01秒と速く、トリガーを引くのと同時に弾が出ます。しかし2発目は遅く、その後も速い・遅いを繰り返しつつ、最終的には平均値まで低下します。
平均値を比べると「Pなし」とあまり変わりないですし、速い・遅いを繰り返すのもどうして? と思われるでしょうが、ちゃんと意味があるのでご説明します。 |
32.カスタム内容について再確認
まず今回のカスタム内容ですが、中間位置で停止するピストンを、あともう少し後退させるのが今回の目的でした。
つまり「プリコック機能」と言っていますが、正確には「ピストンをもう少し後退させる機能」が今回のカスタム内容です。
ちなみにピストンが中間位置に停止するのは、モーターやギアの回転速度が上がると、スイッチ切断後もすぐに回転は止まらず、惰性で後退し続けるためでしたね。 |
33.プリコック機能と惰性で後退
そこで今回のカスタム内容を視覚化すると、上写真のようになります。
まずピストンが後退すると同時に、モーター・ギアが加速。発砲後もプリコック機能でピストンは後退し、加速も続きます。
プリコック機能(電源供給)が切れた所からピストンは惰性後退し、最後列で停止。
以上がプリコック機能の詳細になるのですが、実は大きな問題が2点含まれていることに、気が付かれたでしょうか? |