46.撃てる弾数が少なくなる
次の欠点は、電力の消費が多い点です。
もともとセミはフルに比べ電力消費が多く、しかも今回はスプリングが圧縮した状態(プリコック)からピストンを引くので、余計に電力消費が多くなります。
そのためフルオートを多用すれば4千発ほど撃てるはずが、セミだけの発砲では750発ほどしか撃てませんでした(上表参照)。
(なおバーストからの調整は、プリコック機能も弱く電力消費にあまり影響しません) |
47.再調整が頻繁に必要
電力消費が多い(電圧低下が速い)と、レスポンスが急速に悪化するのも欠点です。
低下した反応を戻すには、頻繁に再調整しないといけません。具体的には、約70発・175発・375発・500発ほどの発砲を目安に、1目盛り分の調整が必要です。
現実にはもっと細かく調整を行うことになるので、ゲームで使用するなら1ゲームごとに再調整が必要と考えると、その手間の煩わしさが分かるでしょうか。 |
48.各パーツの寿命が短くなる
電力消費が多いのは、それだけ銃の各部に無理を強いている証でもあります。
具体的には、スプリングを圧縮した状態を長く維持するため、スプリングのヘタりが早まり、逆転防止ラッチへの負荷も増えます(突然折れる可能性もあります)。
またモーター・ギアの始動にも強い負荷が掛かるため、各部の寿命を短くします。もちろんバッテリーにも負荷が掛かる為、バッテリー自体の寿命も短くなります。 |