4.部品の不良チェック
それでは作業開始です。まずはテスターを用い、購入部品が正常か調べます。
ダイオードは電気が一方通行か、半固定抵抗器はダイヤルで抵抗値が変わるか調べます。コンデンサーは複数購入し、おかしな(特異な)挙動をする品がないかで確認。
電子部品は初期不良が混じって当たり前なので、単価の低い(十円単位の)電子部品は、予備も含め(ハンダ付けの失敗も考えて)あらかじめ複数購入しておきましょう。 |
5.プリコッキングの仕組み
部品準備の次は、プリコックの仕組みと作業内容を簡単に説明しておきます。
まず連射速度が18発/秒を超えるまで向上すると、セミで発砲後のピストンは中間位置まで後退するようになります。
モーターやギアの回転速度が上がると、スイッチ切断後も回転はすぐに止まらず、惰性でピストンは後退し続けるためです。
しかしプリコック状態にするには、もう少し後ろに後退させる必要があります。 |
6.コンデンサーから電気を送る
そこでトリガーを戻した(スイッチが切れた)後もモーターを回し続けるため、コンデンサー(少量の電気を溜める部品)を搭載して、信号線に電気(信号)を送り続けます。
信号を受け取ったFETは、モーターをさらに回しピストンを後退させます。ただし後退させ過ぎると連射(バースト)になるので、半固定抵抗器を使って最後列(プリコッキング位置)に停止するよう微調整します。
以上が今回のカスタム内容となります。 |