7.FETの信号線に電気を送る
回路図にすると、上のようになります。
□印で囲った部分が、今回市販FETに追加する部品です。スイッチからFETに延びる信号線の途中に、半固定抵抗器・コンデンサー・ダイオードを取り付けます。
スイッチが切れても、コンデンサーから信号線に電気が供給され、モーターが回り続ける仕組みが分かると思います。
なおダイオードは、抵抗を迂回してコンデンサーに充電するため取り付けてます。 |
8.XET304μでの取り付け例
回路図が分かったところで、実際の部品の取り付け方法について説明しましょう。
上写真はXCORTECH XET304μですが、信号線端子(〇印)からダイオードと半固定抵抗を並行に接続します。その後配線をまとめ、コンデンサーのプラスへ。コンデンサーのマイナスからは、FET基板のコネクター側マイナス端子(〇印)へ接続します。
これで信号線端子から、コンデンサーに電気が溜まる仕組みが完成します(つづく) |
9.XET304NanoやPICOSSR3の例
(つづき) コンデンサーに溜まった電気は、スイッチが切れた(トリガーを戻した)瞬間から、FET基板の信号線端子(〇印)に向かって流れます。この電気でピストンがさらに後退し、プリコック状態となります。
ただし正確に最後列で止めるには、コンデンサーからの電気の流れを、半固定抵抗器で微調整する必要があります。
(CORTECH XET304NanoとPICO SSR3の場合でも、取り付け方法は同じです) |