10.基本が分かれば応用も可能
以上の説明を読んだうえで再び回路図を見ると、より理解が深まるでしょう。
FETに追加する電子パーツの配線を、緑・紫・水色で色分けしたので、どこに・どうつながるか一目瞭然かと思います。
上の回路図は自作用の一般的な配線引き回しですが、信号線に接続するという基本が分かっていれば、市販FETにも応用が利きます。ぜひこの基本を覚えて、各部品の役割と接続方法を理解してください。 |
11.部品取り付け時の注意点
各部品のハンダ付けでは、コンデンサーは+と−、ダイオードは向きに注意が必要です。半固定抵抗は極性(+や−)が無いので、入力・出力はどちら向きでもOKです。
ただし半固定抵抗器には三つの脚があり、@とAに配線をつなげると、ダイヤルを左回しでピストンが後退。AとBをつなげると、右回しでピストンが後退します。
どの脚を利用するかは、各部品の配置(接続のしやすさ)で選ぶとよいでしょう。 |
12.実際の部品取り付け作業
では実際の作業方法ですが、初心者にはハンダ作業がしやすく部品の固定も楽な、ユニバーサル基板の利用がお勧めです。
まずバッテリー端子を取り出して分解し、基板に重ねて型を取ります。フレームに入るサイズに基板を切り出し(配線を通す穴も空け)、ヤスリで細かく微調整します。
切断にプラスチックカッター、微調整に精密ヤスリ、穴あけにピンバイスを使います(ヤスリ・ピンバイスは百均にもあり)。 |