4.シム取り付けの注意
ここからシムを交換・調整する作業ですが、注意点が三つあります。
まず一つ目は、一つの軸(ギア)の調整が終わってから次の軸の調整に移ること。
二つ目は、シムの数は少なくすること。0.3mmの隙間には、0.15mmのシム2枚ではなく、0.3mmのシム1枚を入れる。
三つ目は、必ず軸の上側のみシムを足したり薄くしたりすること(軸の下側は厚みを変えない)。以上の三点を守ってください。 |
5.シムの取り付けと回転確認
まず純正シムを、対応する2.5mmシムに交換します。さらに遊びがある場所はシムを足し、なければ薄いものと交換します。
一つ目の軸を終えたら、メカボックスを閉じてしっかりとネジ止め。シムを入れた軸の遊びと、回転の軽さを調べます。
遊びがあればシムを厚くし、逆に回転が渋いようならシムを薄くしましょう。
遊びが無くなり、最初と同じように軽く回転すれば、次の軸の調整に移ります。 |
6.面倒でも調整は一つずつ
シム調整の目的は、ギアとメカボックスの隙間を無くすことですが、シムを厚くし過ぎるとつっかえてギアの回転が渋くなるので、詰め過ぎには注意しましょう。
またすべてのギアを一度に調整すると、動きが渋くなった際にどこが原因か分かりません。面倒でも、調整は一つずつ。
すべてのギアで遊びが無くなり、最初の時と同じように軽くギアが回る状態になれば、シム調整は終了です。 |