16.バッテリーの仮組み
はんだメッキをすべての端子に付け終えたら、次にテープでバッテリーを三角形に仮組みします。このテープは最後に剥がすので、簡単に剥がせるマスキングテープを使うと、剥がす作業が楽になります。
仮組みを行う際の注意点は、プラス・マイナスの向きをプロライトのバッテリーと同じにすること。各端子は高さを合わせ、ゆるみが生じないようしっかり組みます。
ちなみに上写真では、プラスの配線が付くセルが右下奥にくるよう、同じ向きにあわせて組んでいます(マイナスは手前上)。 |
17.仮組みのまま、はんだ付け
仮組みが出来たら、バッテリーバーのはんだ付けです。バッテリーバーを誤った経路で付けると、バッテリーがショートして死ぬか、最悪発火する恐れもあります。
必ずプロライトのバッテリーの電気の流れを把握し、その流れと同じになるようバッテリーバーを取り付けてください。
バッテリーバーのはんだ付けは、まず二つのセルにバッテリーバーを載せ、片方ずつはんだ付けします。はんだは、バッテリーバーの穴とその周りを埋めるように薄く広げ、盛り過ぎないよう注意です。 |
18.裏側もはんだ付け
次はバッテリー裏側の+と−のセルを、バッテリーバーで繋ぎます。一方は先ほどのどちらかと同じ組のセルに、もう一方はまったく違う組のセルに繋ぎます。絶対に同じ組同士に(ループするように)は繋がないで下さい。すべてのセルが一つなぎになるよう繋いでください。
バッテリーは過度の熱を与えると、痛んで劣化します。はんだメッキを作る時も含め、バッテリーのはんだ付けは必ず二秒以内で終えてください。二秒で無理なら、冷えるのを待って続きを行いましょう。 |