分解した姿は「メカ」そのものの電動方式 |
実銃らしさ
気温変化に影響されず安定した射撃ができ、実用性や経済性まで高めた電動方式。いいことづくめのように思えるが、実は電動方式にも大きな欠点がある。それは「銃」としての完成度の低さ・リアリティの欠如である。
銃を模して作られた製品である以上、より実銃に近い方が魅力的なのは当然だ。ところが電動方式は、外観・各種動作・操作手順・マガジンサイズ・分解方法に至るまで、あらゆる点で「銃」としてのリアルさに欠けている。
その点ガス方式は、リアルな外観・忠実な操作手順・素早いブローバックに強烈なリコイルショックなど、「銃」として高い完成度を誇っている。
|
表裏一体
新しく登場した電動方式のハンドガンだが、一長一短ありガス方式を超える製品とまではならなかった。しかしそれはガス方式においても同じことで、すべての人を満足させられるハンドガンは今のところ存在しない。
このため、どちらが優れているといった比較は意味がない。なぜならリアルさに欠けるが一年を通して安定した射撃のできる電動方式と、安定性に欠けるがリアルさに優れるガス方式では表裏一体、互いの欠点を補い合う補完関係にあり、どちらが優れているといった競合関係ではないからだ。
本当にハンドガンが好きなら、問答無用。両方買うのがベストな選択だ。 |
実用性の電動方式とリアルさのガス方式 |
|