22.バレルの清掃を忘れずに
メカボックスの分解・グリスアップ・組み立てを行なった後は、必ず50〜200発程度の試射を行い、メカボックス内の余分なグリスを吐き出させてください。そして余分なグリスがすべて出た後は、バレルの清掃を行なってグリスの汚れを拭き取りましょう。これでようやく、気密性アップのカスタムは終了になります。
なおメカボックス内のグリスアップとバレル清掃は、カスタムに関係なく定期的に行いましょう。 |
23.気密性アップの効果
今回のカスタムでは、カスタム前と比べて初速は約5m/sアップしました(右上表参照)。このうちゴムパッキンによる初速アップが約2.5m/sで、気密確保のシーリングによる初速アップが同じく約2.5m/sとなり、合計で約5m/sのアップとなっています。
あれだけ苦労したのに、シーリングによる初速アップがわずか2.5m/s? と思うかもしれませんが、これは最初から気密がしっかり取れている銃をカスタムした際の数値。もし気密の確保が出来ていない銃なら、シーリングだけで5〜6m/s上がったでしょう。
電動ハンドガンは気密の確保が難しく、フルサイズ電動ガンのカスタムに慣れた人でも、電ハンでは空気漏れを発生させてしまいます。ですので電動ハンドガンの初速を上げたい人は、まずはしっかりと気密の確保(正確なグリスアップと今回のカスタム)が出来るようになりましょう。電動ハンドガンでの初速アップは、小さな積み重ねが大切ですからね。 |